真の仲間ってなんだよ(挨拶
ハーメルンで連載中の、テイルズオブゼスティリアと仮面ライダーウィザードのクロスオーバー小説。
仮面ライダーウィザードこと操真晴人は、今は亡き相棒、コヨミへと最後の戦いの後にあった出来事を報告していた。
また来る、と墓石代わりに添えられた花に言葉を投げかけ、その場を後にしようとしたとき、晴人は足元に虹色に輝く石が落ちているのを見つける。
その石を手に取った瞬間、脳内に様々な光景が駆け巡る。
これは、まさかアマダムの魔法石と同じ、と考えたのも束の間、晴人は光に包まれてその場から消失してしまった。
晴人は気が付くと、見知らぬ場所にたたずんでいた。
そして、晴人の目の前には、金色の髪の少女が驚いた様子で立っていた。どうも、彼女の目の前に出現したらしい。
こうして、「指輪の魔法使い」と「騎士姫」は出会うことになったのだった。
テイルズオブゼスティリアと言えば、ゲーム版の悪評が非常に名高いことで有名な作品。それは概ねこのアリーシャの扱いが問題になってくる。
1話目のあとがきに、作者が本作品を執筆することになった経緯が書かれているが、果たして全国でどれだけの人間が同じ思いを味わったのだろうか…
さておき、ゼスティリアとウィザードはクロスオーバー作品としてみるとかなり親和性が高い。
「作中のドラゴンの立ち位置」や、「ファントムと憑魔」など、結構似通った設定が多いため、読んでいて全然違和感を感じない。
が、流石にウィザードは所謂「クリア後」扱いのため、インフィニティなどの序盤からの展開をぶっ壊しかねないフォームは一旦おあずけとなっている。仕方ないね。
アリーシャと晴人のコンビがいい感じ。真の仲間なんて言葉は必要ねぇんだよ!
ハーメルン Zestiria×Wizard 〜瞳にうつる希望〜