ヒロアカっぽい世界観だな？(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、現代社会で過去の英雄の力を宿した少年少女達が、学園を舞台にバトルや青春を繰り広げるオリジナル作品。Fate味が強い。
20XX年、世界は突如変革の時を迎えた。
始まりはたった一人の少年。彼はどういうわけなのかその身に古の英雄の力を宿していた。
彼を皮切りに一人、また一人とその力を宿した子供たちは増えていった。
ある者は伝説の王の力を宿しカリスマによって国をまとめ上げ、またある者は伝説上の存在でしかなかった魔法を使いこなしてみせた。
彼らの存在によって世界は混乱したが、彼らの中心人物が世界にこう提案した。「自分たちのような存在を置いておける完全中立の学校を作ってはどうか」と。
世界はこの意見を受け止め「能力者保護条約」が締結。世界中の子供たちは12歳になると適性検査を受け、適性があったものは中立国である日本に設立された学校に通うことを義務付けられた。
更に最古参の人物の尽力により能力者の宿す英雄の方向性を7種のクラスで示すカードが作られ、これによって適性検査は速やかに行われていった。
物語はこの学園に通う一人の落ちこぼれ、やる夫が保健室で自分の運命と出会うところから紡がれていく…
7種クラスカードでピンとくる人も多いだろうが、この7種はFateからクラスを参考にしている。
例えば剣や刀を使うような英雄をその身に宿していればカードには剣士の絵柄が浮かぶ。セイバークラスってことですね。
さて、やる夫が落ちこぼれと言われているのは自分が何の英雄を宿しているのか分からないからだ。
カードに浮かび上がる絵は射手。つまりアーチャーに関係している英雄を宿しているはずなのに、やる夫は投擲武器を全く扱えない。弓はもちろん銃も投石もダメ。射撃武器に適性の無い射手とは一体…？
そうして虐められてたやる夫が保健室で出会ったのが文香(アイドルマスター)。
彼女のクラスは術師で宿す英雄はシェヘラザード。文香にこれ以上なくマッチした英雄だなぁ…
彼女の助力によってやる夫の宿す英雄が何か分かるわけだが、なるほどそう来たかぁ～。って感じ。
自分の英雄が何か把握し、実力を伸ばしていったやる夫がタイトル通りのし上がっていく王道ストーリー。
宿す英雄に引っ張られて人それぞれの生き方が展開されていくところも面白いか。
定期的に見返したくなる作品。60話ほどの長さがあります。