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ハーメルン 鬼滅の刃

藤襲山の巫女鬼 きめつ隠れ里噺

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確かにあの世界、こういう人物がいてもおかしくはないか…(挨拶

ハーメルンで完結済みの鬼滅の刃の二次創作小説で、呪いを祓うという特殊な力を持った巫女が鬼になっても自我や知性を失わず、鬼にされた人や鬼殺隊に手を貸していくお話。

ときは慶応四年。
のちに「戊辰戦争」と呼ばれる新政府軍と幕府軍の激しい争いが勃発し、日本という国が大きく変動することになる、その年のことだ。
とある霧深い山の上に、その御霊矢神社はあった。
はるか過去には、禍々しいものを浄化する力をもった「祓いの巫女」が生まれたという由緒正しき神社である。だが、間もなく明治を迎えるこの時代にはすでに、それも忘れ去られたお伽噺となっていた。
―けれど、今。その「祓いの巫女」が再誕したという噂が出まわっていた。
曰く、原因不明の不調をその巫女が治してくださった。
曰く、その巫女に手当をしていただいてからは、身のまわりから理不尽な不運が消え去った。
曰く、先祖代々伝わっていた触れば祟ると言われていた呪具を、巫女が鎮めてくださった。
曰く。曰く。曰く。
鱗滝がこの御霊矢神社を訪れたのは、その噂の真偽を確認するためであった。
昨年頃から巷で伝えられ、広まりつつある噂。呪いを断つ「祓いの巫女」。
残念なことに、似たような噂や売り文句を吹聴する神社仏閣などは、星の数ほどあるのが現実である。なので今回もまた、一部のものが大袈裟に吹聴しているだけだろう、と。鬼殺隊に属する鬼狩りたちも、当初はそう考えていた。
しかし、年があけてもなおその噂は止まず、むしろその噂は具体性を伴い、遠方まで広まりつつあった。
仮にその噂が真実で、巫女が真に「呪詛を断つ力」を持つのならば。それは、鬼殺隊の当主たる産屋敷一族には欠かせない力となる。
当代の巫女・御霊矢花枝(みたまや かえ)と若き日の鱗滝左近次はこうして出会い、同時に花枝の苦難の道の始まりでもあった…

当然この「祓いの巫女」の噂は無惨の聞き及ぶところとなり、主人公は鬼にされてしまう。
しかし、殺されずに最終戦別の山こと藤襲山に運ばれるがこれが鬼殺隊にとって英断となる。
なんと彼女は自我や知性を保ったまま鬼になっており、更に呪いを祓うという異能を持ち合わせていたためか、彼女の肉を食べた鬼は記憶と自我を取り戻し、藤の花の毒も効かなくなり、更に人を食らう必要がなくなるというまるで鬼の力を持ったまま人間に近くなったような生物になってしまう。
こうして藤襲山に隠れて住まうことになった主人公と、理性を取り戻した原作の手鬼を初めとする鬼の皆で協力して隠れ里を建設していくスローライフ系に近いのが本作。…スローライフかなこれ?
もちろん手鬼が藤襲山に運ばれた時点でこうなったので原作のような凶悪な存在ではなくなっており、鱗滝さんの弟子たちは全員生存している。
…というか最終選別で死にそうになっている隊士見習い達をこっそりと手助けしているので、原作の何人かの柱とも柱になる前からの顔見知りだったり。
この主人公の異能によって禰豆子も影響を受ける。そりゃあそうだよね。しかし、炭治郎と禰豆子にはそれだけではなく…?

それでもいつかは終わりが来る。彼女が活動すればそれが目に付くのは鬼殺隊だけではないのだ。

ハーメルン 藤襲山の巫女鬼 きめつ隠れ里噺

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