うん、なんというか…うん…(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、女神転生シリーズを原作としたオリジナルストーリーを展開する。やる夫スレメガテン作品の名作ではあるが、同時に問題作でもある。
空環市の県立空環高校の視聴覚室で、放課後にやる夫とカイジ(賭博黙示録カイジ)はあるものを調べていた。
それは「悪魔召喚プログラム」。噂でしか聞いたことがないが、ネットでそれを入手すれば悪魔を呼び出してどんな願い事でも叶えてくれる…
肝試しがてら、何かあった時のためにと学校のPCで調べ始めた2人だったが、突然PCがフリーズしたかと思えば奇妙なプログラムを走らせはじめ、PCから異形の怪物が出現した。
カイジはやる夫を置いて逃走し、あわや怪物に食われるか、と思った矢先にやる夫達が操作していなかった視聴覚室の他のPCまでもが怪物を呼び出し始めたのだ。
その事態に驚愕した化け物の隙を突いて視聴覚室を出ると、化け物は視聴覚室だけでなく学校中に出現していた。
如何なる理由か学校内にいた自称通りすがりのデビルサマナーによれば、ネットに通じている全ての機器が「悪魔」を呼び出し続けているらしい。
安全な場所を探して逃げろ、との忠告に従い学校の外へ走ると、そこには地獄絵図が広がっていた。
これが世界の終わりなのか、と体力が尽き果ててへたりこんでいたやる夫は、メシア教夏置町支部の神父に助けられ、教会へと身を寄せることになった…
メシアの教会に居つくことになるプロローグ、そしてロウルートというタイトル。
メガテンプレイヤーなら「ああ、ロウカオスのロウでメシアに入信するのか」と思うかもしれないがこれはミスリード。
ここでのロウとは「善」のロウ。やる夫は教会に身を寄せ、そこを守護する大天使から天使の仲魔を遣わされるも、メシア教に入信することなく「人間としての善」を以て悪魔の溢れたこの世界を生きていく。
この作品、名作には違いないのだがストーリーと描写がとんでもなく重い。
エロを通り越してエログロ全開、ヒロインに見える人物だろうが容赦なく死ぬ…どころかメガテンならではの悲惨な結末を迎えたりする。
あまりの陰鬱なストーリーに読んでて鬱になりそうになるが、それでも続きを読みたくなってしまうのがこの作品の魅力なのだ。
1年に1回くらい読み返したくなるけど、読む度に心にダメージが来るんだよなぁ…