マスターデュエル配信おめでとう…おめでとう…(挨拶
ハーメルンで連載中の遊戯王シリーズを原作とした二次創作小説。主人公は転生オリ主で時系列的には初代の開始前からスタートとなる。
聳え立つ巨大ビル、海馬コーポレーションの前で神崎空(かんざき うつほ)は感慨にふけっていた。
この世界、遊戯王の世界に転生したことに気がついてからは前世の知識を活かして有利に生きようと考えたのだ。この世界ではデュエルの腕前こそが力。更に社長の嫁ことブルーアイズに対する海馬瀬人の愛情を刺激すれば上手い事入社できる…!なんて妄想を抱くほどには。
そして最終面接。彼の目の前にいる社長は海馬瀬人…ではなく海馬剛三郎だった。
空は失念していたのだ。この時代ではまだ海馬瀬人は海馬剛三郎から経営者の椅子を簒奪し、社長にはなっていないことを。
「海馬瀬人ではないのか…」と面接中にも関わらず落胆する空。だが、目の前の剛三郎は動揺していた。
「何故この男は海馬瀬人を跡継ぎにする自分の計画を知っているのだ」と…
この作品は勘違いものの成分が多く含まれる。この自身の計画を知られていると動揺した剛三郎を筆頭に、海馬瀬人、大部分の人が覚えているかどうかは分からないが主人公に拾われた牛尾などが勝ってに主人公の思惑を解釈していく。
主人公も主人公で最初の方にやらかしており、危うくデュエルモンスターズが誕生しなくなるところであった。
ちなみに遊戯王二次創作としては結構珍しいくらい主人公のデュエル頻度が低め。デュエルの腕前としては修羅の世界こと現代遊戯王を知っているためか並み以上のようだが、「負ければ何かを失う状況」でデュエルすると著しくドロー力が下がる逆主人公補正とでも呼ぶべきものを持っている模様。この世界では致命傷すぎる…
遊戯王二次界隈では珍しいくらい暗躍してるなこの主人公。