中世ファンタジー世界なんて一皮剥けば地獄だな！(挨拶
安価系やる夫スレ作品で、お馴染み中世ファンタジー世界に勇者として召喚されるお話。
その日、高校生のやる夫はビルの屋上から身を投げた。
辛いことしかなかった人生に絶望し、来世に期待することにしたからだ。
肌寒さと恐怖に身を震わせながらも投身自殺を敢行したやる夫は、気が付くと異世界に召喚されていた。
しかし、召喚されたのはやる夫だけではなく、やる夫と同じ学校の隣のクラスに在籍している絵にかいたような完璧超人やらない夫も一緒だった。
ともかくやらない夫と一緒に話を聞くと、この世界では昔から魔族の侵攻があり、人類が危機に陥る度に異世界から勇者を召喚しているらしい。
すんなりと戦うことを承諾したやらない夫に対して腰が引けているやる夫。
日本でもダメだったやる夫は異世界に来てもダメなままなのか…？
ここまでノリでよくあるなろう系小説だと思ったアナタ。半分正解です。
この作品、がっつりハードな凌辱のあるノクターン系の作品なんです…
武術の心得もあって、勇者扱いされ最初から活躍していたやらない夫に対して、一から学び、何度も何度もボコボコにされながら訓練して鍛え上げることになったやる夫。
しかし物語が進むにつれ、やる夫はこの世界の魔術素養「フォース」の力が高いことが判明。
頭角を現していくやる夫だったが、それでも全然魔族から領土を取り返せない。
王女の桜(CCさくら)はついに切り札である神機の投入を決意するが、その神機は搭乗者のフォースを吸い尽くす生贄装置のようなもの。フォースの力が強いやる夫が何も知らされずにこれに乗ることになり…
一命は取り留めるがそれから紆余曲折あって自分に非道な扱いを強いた王国側に逆襲する、という流れになる。
完結済みの作品で、後半になるにつれやらない夫や王女の視点で過去にあったことや、あの時このキャラは何をしていたのか、何を考えていたのかが語られる。人間関係複雑骨折しすぎィ！