もう発売から16年も経ったのか…(挨拶
安価系やる夫スレ作品で、ペルソナ3を原作とした作品。主人公はやる夫。
夜…一人の少年が電車に揺られながら巌戸台駅へとやってきた。
彼はやる夫。前の学校ではイジメられていたが、これから転校する月光学園ではもっとまともな生活を送りたい、という希望を胸に抱いていた。
思い出して憂鬱になるやる夫の隣に、一人の男性が相席したいと申し出てくる。
男性との会話が弾んでいたが、彼は「そろそろ行く」と席を立つ。しかし、まだ電車が駅は先であることに困惑するやる夫だったが、それは自身の見ていた奇妙な夢だった。
結局駅に着いたのは夜中の12時過ぎ。電車から降りて、駅の改札を出たやる夫を待ち受けたものは、街中のいたる所に「棺桶」が置いてあるという異常な光景だった…
安価系、とは上で書いたが、戦闘やら行動をしっかり細かく決めるタイプの作品ではなく、コミュ相手を決める程度の安価要素なのでほぼ非安価スレと言っても過言ではない。
作風としては原作のペルソナ3は若干陰鬱な雰囲気があったが、本作は主人公のやる夫が連載当時の2008年ぐらいのキャラ付けよろしくギャグキャラのようなコミカルさを醸し出しており、おかげでダークな雰囲気が軽減されている。コミュ内容も配役として採用されているキャラクターに合わせて大きく変更されていることも特徴の一つ。
また、最大の特徴としては原作に存在していない立場の人物「やらない夫」の存在である。
原作をプレイ済みの人間なら間違いなく考える「この人物は一体なんなのか?」それはこの作品の最後の最後で明らかになる。
ちなみに、続編…というか同じ世界観の作品で「やらない夫のペルソナ4」がある。この作品のやらない夫とは同一人物ではない。
なるほどこういうラストになるとはな…