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【R-18】やる夫は聖騎士だったようです

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非安価系やる夫スレ作品で、オリジナルファンタジー世界を舞台にした物語。主人公は魔族との戦争で勇者パーティの一員「聖騎士」として名を馳せたやる夫。

王都から離れた辺境を、ゴトゴトと一台の馬車が進んでいた。
馬車の中には2人の人影。
片方は商人のロレンス(狼と香辛料)。もう片方は護衛役としてこの馬車に乗り込んだフードを被った男。
彼らはエーデルンと呼ばれる街へと向かっている。
男がロレンスに「利益の見込めない商売をするのか」と尋ねるとロレンスはエーデルンは思い入れがある第二の故郷のような場所だ、と語った。
だがその言葉を受けて男の脳裏によぎるのは炎。
慎ましいながらも幸せに暮らしていた村を魔族によって虐殺された記憶。
あの時生き残った幼馴染と一緒に村の皆を弔い、魔族へ復讐を誓ったのだ。
そのことを思い出していると何かを察したのかロレンスから焦熱戦争で、と声を掛けられる。
しかし長かった戦争は終わったのだ。
特に目覚ましい働きをしたのが勇者一行。彼らの功績が一番多いとロレンスは聞いているようだ。
「勇者」という言葉に反応する男…やる夫の脳裏にまたしても光景がよぎる。
勇者一行の「聖騎士」として戦った自分と、魔族に対する憎悪に魂まで焼き尽くされ自分の身がどうなろうと女子供まで容赦なく魔族を殺し続ける「勇者」、変わってしまった幼馴染やらない夫の光景が…

この物語のキーポイントは戦争…いや、魔族と人間か。
この世界で起こった焦熱戦争と呼ばれる魔族と人間の戦いで、多くの犠牲が出た。
暮らしていた村を魔族に虐殺されたやる夫とやらない夫は復讐を誓い、片や「勇者」片や「聖騎士」として魔族との戦いに明け暮れ、ついには魔王を討伐した。
だがやる夫の方は戦っていくうちにその自分のあり方に疑問を覚えた。
魔族や亜人でも人と同じように生きている。必死に生きようとしているだけの兵士でもなんでもない相手を殺すことは正しいのか?殺す側と殺される側が変わっただけでこれからも永遠に続くのか?
そんなことを考えながら戦いが終わり、「血塗れ騎士」と呼ばれるまでになったやる夫は辺境の街に新領主としてやってきた。
ところがこのエーデルンの街、正確には街の近くには戦禍から生き残った亜人が隠れて住んでおり…というのが話の流れ。
人、魔族、亜人…やる夫は果たしてその胸の内に燻る何かの答えを見いだせるのか。

R‐18は念のため程度に付けているらしい。ストーリーがドシリアスやで…

やる夫まとめくす 【R-18】やる夫は聖騎士だったようです

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