使命なんて知ったこっちゃねぇんだよ(挨拶
非安価系やる夫作品で、魔王がいるオリジナルファンタジー世界で魔王討伐のために徴収されたやる夫とその祖父やる蔵が魔王の討伐の旅に…出ると思いきや好き勝手する話。
この世には凄いものが沢山ある。
広い海の果てにはどこまでも続く滝が、氷の地面でできた大陸には古代のロボットが眠っている。
太古に作られた塔には年を取らぬ姫と財宝を守るドラゴンが、霧に包まれた魔法の国では今も新しい魔法が作られている。
そして空に浮かぶ天空の街──
そんな世界で今、魔王が動き始めていた。乱されようとしている王国の平穏…
しかし絶賛家でニート中のやる夫にそんなことは関係が無かった。
今日も部屋でPCに向かい、キチガイのフリしてネット掲示板で煽り散らかしてるやる夫だったが、なんと王国からやる夫、そしてその祖父のやる蔵に徴兵の手紙が来たのだ。
要は国が強制的に集めている魔王討伐のための鉄砲玉。その鉄砲玉にごく潰しのやる夫とやる蔵も選ばれてしまったというわけだ。
どうしようもない、という思いに駆られながらもやる夫は町の外に思いを馳せていた。
考えてみれば生まれてから20年、この町から出たことなんてない。外にはどんな景色が広がっているのだろうか…
翌日、やる蔵と一緒に町の門をくぐり外に出たやる夫。しかし、やる蔵はとんでもないことを言い出した。
「ぶっちゃけ魔王とかどうでもいい」
やる蔵はこの国でゆっくりと死んでいくのが嫌だった、死ぬ前に旅に出てみたかったという自分の夢を語る。
誰かの為の冒険じゃない、自分のための冒険に出るんだと。
やる夫もそれに賛同。こうして魔王討伐のために徴兵されたはずの2人はどうにか国の兵士を振り切り、自由気ままに冒険の旅へと出かけたのだった。…指名手配されたが。
初回からやりたい放題だなこいつら。
懐かしいやる夫スレ初期の独特のノリで話が展開されていく。中世ファンタジー世界なのにインターネットとか車があったりとかね…
そんなこんなで冒険に出たやる夫とやる蔵。
海を見て大はしゃぎしたり、旅のお供を増やしたりと本当に楽しそうに世界を歩いていく。
時々シリアスもあるけれど基本的にはカオス。作者曰く王道ファンタジーとのことだが王道…かなぁ?
ちなみにもちろんやる夫とやる蔵の戦闘能力は皆無。なんせニートとジジイだからねぇ‥
ところが中盤くらいから様子が違ってくる。
やる蔵が話していた御伽話の天空の街。やる夫たちはそれが世界のどこかにあると信じて探す旅に出ていたが、まさか本当に…?そして天空の街にあるものとは…?
憧れは止められない。それが彼らの原動力なんだ。