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その他 ハーメルン

人の体を乗っ取るスタンド使い

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これはまた面白いタイプの主人公だな…(挨拶

ハーメルンにて完結済みのジョジョの奇妙な冒険の二次創作小説。主人公は現実世界からの転生者でスタンド使いだが、スタンドの特性上ジョースター一行には協力するものの姿を現さないという特異なスタンスを取っている。

「失礼、この飛行機にはスタンド使いが乗っていますよ」
飛行機の中で承太郎にそう告げた男はスタープラチナに即座に殴られ再起不能となった。
一行が動揺する中、また別の男がこともなげ話しかけてくる。
「うわ、ひどいな。問答無用でぶん殴ることないだろ」
この後話そうとした瞬間に飛行機の中に潜んでいたタワーオブグレーに舌を食いちぎられ、死んだと思いきや次はは女が同じように話しかけてきた。
今度こそ彼女?彼?の話を聞いてみるとこの人物は「人の体を乗っ取って操作できる」スタンド使いであり、今は国外からという凄まじい射程でもって操作しているとのこと。
反面スタンドパワーは無いに等しく、攻撃方法がどうしても人を操作しての行動に限定される。また意識の強いスタンド使いは基本的に乗っ取れないようだ。
なんの用で接触してきたのか尋ねてみると、DIOを倒すのに協力したいらしい。
しかし流石に正体も明かせず人の体を乗っ取れる、なんてヤツを易々と信用することはできない。
問答の末にいくつか本体についての事が提示される。
この人物の本体は病弱で、ベッドの上から動くことができないというのが個人的な理由。
また、「とある理由」から「今は」正体を明かすことができない…と本人の談。
情報を告げるだけ告げて、人物はスタンド能力を解除した。
以降、この旅の要所要所でジョースター一行は謎の人物から助力を得ていくことになる…

さて、この場では主人公と表記させてもらうが主人公は「スタンドを使って集めた情報」…ということにしている原作知識と、このスタンド能力を以てスターダストクルセイダーズの旅を助けていく。
スタンドバトルはぼぼ9割が初見殺しであるため、主人公の原作知識によって余計な被害が抑えられていくのは大きい。
いくらスタンドパワーが低いとはいえ強すぎないか?と思うだろうが当然リスクもある。無理に肉体を操作しようとするとダメージのフィードバックがある。特にスタンド使いの場合。
前述の通りスタンド使いの肉体は「基本的に乗っ取れない」と言ったが憑依して1秒程度の僅かな時間無理に操作することは可能のようだ。ただし、肉体の元の意志と反する行動をしようするため操ろうとした部位にスタンドを通じて本体がダメージを受けてしまう。本人曰く、スタンド使いを無理に動かそうとするなら病弱な肉体も祟って全身が複雑骨折するらしい。
また、意識を憑依させているためこのようなフィードバックでダメージを受けた場合、負傷を具体的に確認できず痛みの程度で探るしかない。例えば腕に痛みがあっても、それが単に骨折しているのか折れた骨が血管に突き刺さって重篤な出血状態にあるのかは、痛みで判断するしかないということである。
ちなみに「操作している肉体の」痛覚は反映されないらしい。そんなんあったらタワーオブグレーに舌引っこ抜かれた時点で発狂死しててもおかしくないか…
このタイプの主人公をジョジョ作品に投入する発想は面白いな。直接戦闘よりも情報屋…どちらかと言えばいわゆる「椅子の人」のポジションに近い。
基本的に戦闘ができないという性質上原作の戦闘描写部分をスキップしても違和感がなく、原作知識という情報を渡しているから被害も抑えることができる…こういう視点から見るとよくできた主人公だ。

主人公がジョースター一行に正体を明かしたがらないもう1つの理由とは…?

ハーメルン 人の体を乗っ取るスタンド使い

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