その店は最低「だった」。
非安価系やる夫スレ作品で、1995年に放送されていたドラマ「王様のレストラン」をやる夫達AAで再現した作品。
かつて日本で「天才」と呼ばれるシェフが腕を振るっていたレストランがあった。
その男の店には、天才の片腕として「伝説のギャルソン」が共に働いておりいたが、意見の違いから袂を分かち、伝説のギャルソンはその店を去った。
シェフは料理の腕こそ天才的ではあったものの、良きオーナーではなく、彼が死してからは店は転落の一途を辿る。
そして現在。前オーナーである秋山醤(鉄鍋のジャン！)の遺言に従い、息子のやらない夫がこの店を訪れていた。
伝説のギャルソンと呼ばれていたある人物を説得し、閉店寸前まで追い込まれたこの店を立て直すために…
ドラマが原作で、登場人物にAAを宛がったとは言え、AAの都合などで変わった分の店の中の人間関係、やる夫スレ作品らしいコメディ要素などをちゃんと描写しているのはいいポイント。
とはいえあくまで進行は原作ドラマ準拠なので、「最低の店」となったLa Belle Equipeを再生するという目的に変更はない。汚れを誤魔化すだけの掃除、予約客の名前を間違える、なっていない給仕。問題点は山積みだ。
この作品の連載は2011年に完結している。今見ても面白い作品であることに変わりはないので見ていただきたい。
やらない夫オンリーブログ La Belle Equipe【王様のレストラン】
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