奪われたものを取り戻すために(挨拶
あんこ・安価系やる夫スレ作品で、オリジナルファンタジー世界における貴族間政争の結果、無実の罪を着せられ親子共々国外追放されたやる夫が名誉を取り戻すために再起する話。
この世界には召喚術という魔術がある。
その魔法は異世界からそれぞれ異なる特徴を持った4種類の女の子がランダムに召喚されるという魔術だ。
1つは鯖娘。召喚術において一番の当たりとされる桁外れな戦闘力を持つ。
1つは艦娘。陸上戦闘は得意ではないが水上においては無類の強さを誇る。
1つはウマ娘。肉弾戦が得意で歌と踊りで味方の能力を上げることもできる。
最後に偶像娘。戦闘能力は低いが歌と踊りの能力上昇はウマ娘を凌駕する。
これほど強力な者たちを味方に付けられる召喚術だが、使い手は恐ろしいほどに少ない。
何故なら一度召喚術を使えば「召喚術以外の魔術が使えなくなる」。
この物語は王都の学園に通う貴族の息子・やる夫が追放されるところから始まる。
やる夫が学園で学友と勉学に励んでいる中、王城ではやる夫の父・本部以蔵(刃牙シリーズ)伯爵が糾弾されていた。
罪状は前宰相・マーリン殺害の実行犯。もちろん本部伯爵の身に覚えはない。
政敵だったドロンジョ(ヤッターマン)侯爵だけでなく、友だったはずのモンテ・クリスト(巌窟王)公爵まで庇うどころか積極的に自分に冤罪を被せていく。
法に照らし合わせれば一族郎党死刑だが、死の山と恐れられる氷魔山への追放刑で済ませるという。
事実上の死刑と同じだがここでまだ幼い王の助けが入る。これまでの功績を鑑みて3年の追放で許す、ということになった。
かくして学園に通っていたやる夫も父と同じく氷魔山への追放が決定。
地獄のような環境でやる夫は本部家の名誉を奪った連中を誓う。
そして3年後…以蔵にしっかりしごかれたやる夫は家の再興に向けて召喚術を使うことになった。
物語のキーは召喚術。
最初に言ったようにこのどれほどの才能を持っていようが、一度この魔術で誰かを召喚すると召喚術以外の魔術が一切使えなくなる。
加えて召喚術は最大4回、同じ種類の娘を呼ぶことはできない。
RPG的に説明するならレベルが上がるごとに1人追加で呼べるようになり、どの種類の娘が召喚されるかはランダムというところか。
召喚された娘に元の世界の記憶はなく、この世界の人間と子供を設けることもできないらしい。
それでも過去に召喚された娘と結婚した者はいたようだ。流石に貴族の義務なので他の人間と子供を作ることにはなったが。
やる夫が一番最初に召喚したのはアナスタシア(アイドルマスター)。つまり偶像娘だ。
アナスタシアはライブでやる夫やその家臣たちに強大なバフをかけることができ、反面直接戦闘では力になれない歯痒い思いもある。
また、やる夫達の冤罪を分かってくれている元級友たちも立派に成長し力になってくれる。
やる夫は奪われた本部家の名誉を取り戻せるのか…！
あ、もちろんウマ娘は血を観るのが嫌いという設定なので直接の戦闘はほぼ無いです…
やる夫まとめくす 【あんこ・安価】やる夫は名誉を取り戻すようです