趣味の読み物まとめブログ

このサイトはJvTが今まで読んだやる夫スレやネット小説をおすすめするサイトです。これから小説ややる夫スレを読む皆様の一助になれば幸いです。

ゼロの使い魔 ハーメルン

雪風と風の旅人

投稿日:

ハーメルンで連載中のゼロの使い魔と封神演義のクロスオーバー小説。主人公はタバサに召喚された太公望。

少女は絶望していた。
トリステイン国立魔法学院において、毎年春に行われる「使い魔召喚の儀」。これは学院に通う生徒達が2年生に進級するために必要な試験でもあり、避けて通ることはできない。
この召喚の儀式で呼び出されるものは様々だ。ハルケギニアに生息している生物の中から召喚者に適したものが呼び出されることになっているらしい。
ある者はサラマンダーを呼び出し、ある者はカエルを呼び出す。
そして少女…「雪風」という二つ名で呼ばれるタバサが呼び出したのはあろうことか人間の男性だった。
召喚の儀式で人間が呼び出されるということは前代未聞である。これは神聖な儀式で本名を偽った事に対する報いなのだろうか。
一方呼び出された男性は困惑していた。
男は「ある大仕事」を終えたばかりだった。世界の命運などという背負うには重すぎるものを双肩に乗せ、見守り、待ち望み、仲間を集めて戦い続けてきたのだ。
そしてそれがようやく終わった後、人々の前から姿を消し旅に出た。
これまでの数か月間、彼を慕う者や仕事をさせようとする者達の捜索の目を躱しつつ気ままな旅を続けていた…
そんなときにとある「事故」によってこの世界に来てしまった。
男の名は伏羲…今の名を「太公望」といった。

にじファン時代から読んでいた作品の一つ。いやはや懐かしい…
太公望を召喚したのはタバサなので才人もちゃんといます。いないのはシルフィードやんな…
この小説の面白いところはハルケギニアの魔法をミクロに解析しているところ。
原作では割とファジーに語られる系統魔法だが、例えばウィンディ・アイシクルは一般的には「氷槍を飛ばす魔法」という認識であるがちゃんと解析すれば「氷の槍を作る」「浮かべる」「飛ばす」という魔法を無意識に組み合わせて使っているのではないか、という解釈が出てくる。
ぶっちゃけハルケギニアでこういった部分に突っ込もうとすればするだけ現行のブリミル教がクソほど邪魔になってくるんだよなぁ…
トリステインもこの行き過ぎた魔法至上主義と狂信者か!ってレベルのブリミル教徒共抱えてどうやって今まで存続してきのか首を傾げるレベルだしな…
太公望はこういった手合いを舌戦でちゃんと納得させてから話を展開していくから見ててスカっとしますね。知識チートの醍醐味というべきか?

これまた残念ながらエターになってしまっている作品。復活してくれぇ…

ハーメルン 雪風と風の旅人

スポンサーリンク

-ゼロの使い魔, ハーメルン
-, , , ,

Copyright© 趣味の読み物まとめブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.