チャンピオンより強いヤツ？ああ、いるさ(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、ポケットモンスターシリーズを原作としている。主人公はやる夫だがポケモンシリーズ恒例のように地方を回って冒険する作品ではない。むしろやる夫はロケット団である。
今日もこの時間がやってきた。
全国放送のテレビ番組である「できる夫・いく夫(共にAAオリジナルより)の深夜の馬鹿力」の時間だ。
今回の放送では特別ゲストとしてポケモンリーグで優勝争いを繰り広げた真紅と翠星石(共にローゼンメイデンより)が招かれている。
多くのファンが注目する放送の中、質問のハガキからこんな質問が出てきた。
「真紅はポケモンリーグの歴史に残る最強のトレーナーだが、本当に最強なのか？」
この疑問に対してライバルの翠星石はこう反論した。
「真紅程度の使い手。その辺の『賭場』」を探せばゴロゴロしてる」と。
まさかの言葉に対し、詳細を訊くと「アイツはただの違法ジムの下っ端…しかし私が理論化した戦略のほとんどはアイツの受け売り」と謎めいた答えが返ってくるだけ。
次の質問のハガキを取り出すと、それはハガキではなく彼女達への対戦依頼だった。
「ヤマブキ歓楽街 喫茶やらない夫にて二人を待つ」と…
冒頭では真紅・翠星石のコンビがクローズアップされているし、なんなら彼女達は名前の通り原作のレッド・グリーンポジションだが、あくまでこの作品の主人公はやる夫である。
やる夫は過去にはスゴ腕のポケモントレーナーとしてプロ入りしようとしていたが、「ある事件」をきっかけにポケモン対戦がトラウマになり、バトルするだけで吐いてしまうほどの精神的なダメージを負ってしまう。
やる夫がトラウマを乗り越えて再び仲間達とバトルできるようになるのかも見どころの1つ。
さて、本作におけるポケモン対戦は現実におけるランクマッチを基準にして描かれる。
というよりは、本作のポケモン対戦は元々「はかいこうせん」や「ギガインパクト」などの派手で大威力な技でゴリ押す、いわゆる「何の対戦知識も無い小学生がやるようなバトル」が幅を利かせていて、そこに補助技や持ち物といった戦術的概念を持ち込んだのがやる夫と友人のやらない夫なのだ。
だが彼らの高度な戦術は他の人々にとっては異色過ぎた。やる夫が事件からバトルをしなくなり、歯ごたえのある相手がリーグに存在しなくなったやらない夫は引退し、そこでロケット団と出会うことになる。
この世界のロケット団は決してクリーンな組織というわけではないが…それでも役割はあった。
暇な時にやる夫まとめ やる夫はしがないポケモン・ギャングスタのようです