こんな可愛い子が女の子のはずがない(挨拶
ハーメルンで連載中の僕のヒーローアカデミアの二次創作。主人公は男です。主人公は男です。重要な(ry
「というわけで、留年だ」
担任からその言葉を聞いた早乙女天魔(さおとめ てんま)は自分の耳を疑った。
だが現実は非情にも聞き間違いなどではなく、天魔自身には特に落ち度はなかったにも関わらず雄英高校側の都合での留年が決定してしまった。
栄光の入学式から3ヶ月、たった3ヶ月で残りの8ヶ月間の予定がふき飛んだ。しかし最後だからと教室を念入りに掃除していた天魔はこれを修行のチャンスだと思い、自分を鍛え上げることにする。
ところがこれが除籍を行った担任…イレイザーヘッドの目論見でもあった。
今年のクラス自体不出来で、除籍される程実力が無い…という部分はもちろんある。しかし、それならば天魔を隣のクラスに編入させればいいだけの話。留年させる理由にはならない。
問題は天魔の持つ個性にあった。その個性とは『魔女』。主に魔女っぽいことができるというふんわりしているが強力な個性。
この個性を使いこなすには3年では時間が足りない…そういう理由から天魔を移籍ではなく留年させたのだ。
「高く飛ぶためには深くしゃがむことが必要」…天魔は無事に飛ぶことができるのか？
この魔女という個性、ふんわりとした説明だが能力の中核になっている事象が3つある。
1つ目は「魔法」という事象を操れること。これ自体が非常に強力なほど万能性を有している。
2つ目は姿が「魔性の女」とも言うべき美しい女性の姿になる事。でも性別が変わるわけじゃない…変わるわけじゃないんだ…だが男なんだ…
3つ目が物語自体にも関わってくるような「不幸集中体質」。魔女＝不吉の象徴という要素から1日最大4回の不幸に見舞われる。だがこの体質のおかげで主人公の対応能力が磨かれているという経歴がある。
他にも細かいところで「カエルやネズミが使い魔」という理由から梅雨ちゃんに好かれてたり根津校長が従いたくなったりするようだ。
イレイザーヘッドがクラスを除籍した過去自体は公式設定であり、作中でも語られているがその点を上手に生かした作品だと思う。
この手の作品にありがちな性別勘違いネタも完備している。お約束。