人類滅亡の危機じゃないっすかね…(挨拶
ハーメルンで連載中のオリジナル現代を舞台にした作品で、男女比1:200という地獄みたいな世界に転生した主人公が、通う学校の女性徒の人間関係をギスギスさせていく話。
男性が生涯で妻を迎える数は、大体三人から五人が一般的と言われている。
1:200の男女比から考えれば、男性と結ばれる女性はどれだけ多く見積もっても3%もない。
1:30の白雪学園すら結ばれるのは一割から二割のみ。
だからこそ、女子たちは派閥を形成する。名家同士でグループを組み、男子を囲い込もうとする。
知り合った男性に派閥の女性を紹介しあい、それ以外の女性は排斥する。
それが白雪学園における、一般的な友達付き合いだった。
「瑞樹様、大丈夫ですか？ もしもご気分が優れないのであれば……」
「うん。ボクは大丈夫だから」
気遣うような声に、苦笑しながら藤堂瑞樹は車から降りた。
ずっと引きこもっていた為か、肌が白く身体の線も細い姿は、一見すると少女のようにも見える。
「入学日くらいは頑張らないとね」
白雪学園。名門高校の一つで、瑞樹はこれから三年間、ここに通う義務を負っている。
中学時代は殆ど登校しなかった瑞樹にとって、久しぶりの学校生活だった。
あ、これやる夫スレで見たことある！
実際世界観としては男女比の極端な学校や男の結婚を始めとするいくつかの義務といい、結構男友達世界に近いものがある。
ただし、男友達世界の男女比の偏りが現代～近未来ぐらいに起こった出来事なのに対し、こちらはそれこそ人類がコミュニティを築き始めた昔からずっとこんな感じの男女比のまま世界が現代まで続いてきた模様。よく滅びなかったな世界？
さて、本作はクラスに配置された主人公…つまり、一人の男子生徒を射止めるためにヒロイン達が水面下で繰り広げる戦いが話の主題。
しかも、ラブコメのような可愛らしいものではなく己の容姿、財産…文字通り全てを懸けての戦い。
可愛い恋愛バトルもいいけどこういうドス黒い恋愛バトルものもたまに見たくなっちゃうんだ…！
本作にもよう実のようなクラス階級が存在し、いい生徒はAクラス、問題のある生徒はKクラスみたいな感じで振り分けされる。
しかし、クラス移動の権利があり、主人公が人柄ならAクラス相当の人物だということが判明すると、皆こぞってKクラスに行きたがる。
なら何故主人公はKクラスに配置されているのか…？
争え…もっと争え…！