全てまるっとお見通しだ!(挨拶
ハーメルンで連載中の、ひぐらしのなく頃にとTRICKのクロスオーバー作品。あの2人が雛見沢に来る…!
時は2018年。
天才物理学者上田次郎は日本科学技術大学の自分の研究室で、ある一人の女性から依頼を受けていた。
「先生は祟りを信じておられますか?」そう切り出した初老ほどの女性は、岐阜にあった「雛見沢村」というところに住んでいたという。
現在ではとある事件から廃村になってしまった雛見沢村には、ある「祟り」があった。
しかし、その祟り自体はもう解明されているらしく、いつもの流れよろしく「祟り」の謎を解明して欲しいわけではないのか?と困惑する上田を余所に、女性はこう告げた。
「雛見沢村を調べて私の明かした謎を暴露して欲しい」
かくして上田は、相方(?)の天才マジシャン・山田奈緒子と共に雛見沢村の跡地へと向かうのだが、そこで2人は驚くべき事態に巻き込まれることになる。
なんと2人は、30年前の雛見沢にタイムスリップしてしまったのだ…!
果たして、30年前に雛見沢村で起こった出来事とは…?
できる…阿部寛と仲間由紀恵のvoiceで脳内再生ができるぞ…!(幻聴
TRICKもひぐらしもミステリー作品なのでクロスオーバーの相性はかなりいいと思われる。いや、オープニングのタイムスリップはトリックでもなんでもないガチファンタジーなのだが。
また、TRICKとのクロスオーバーということで作風がかなりネタに寄っているのが本作の特徴。というかネタ塗れである。これもTRICKらしいと言えばTRICKらしい。
さて、本作は初老の女性…もとい雛見沢大災害から生き残った竜宮レナの依頼で「大災害の真実を暴き、公表する」ということが目的になっている。
冒頭でも上田と山田は雛見沢の資料を見て怪しんでいる節があったので真実に近づくのは早そうだが、近づきすぎると容赦なく抹殺してくる連中がいるのがひぐらしの恐ろしい所…いや、TRICKでも大体そうだったし今更か?
ベストを尽くせ!上田ァ!