タイトルがアレですが健全…健全(?)な小説です…(挨拶
ここはボイスロイドが電脳上で喋るだけの存在ではなく、アンドロイドのようにAIと肉体を持っている世界。
男は歓喜していた。前から欲しいと思っていたボイスロイド…東北きりたんをようやく手に入れたのだ。
この世界ではボイスロイドにAIと肉体があるため「動画出演はいいが単純な労働力としての仕様は禁止」「購入して所持するのすら資格・審査が必要」と、法律で厳しく定められていたが、男は執念でそれを突破した。
それもこれも全て、この生意気なメスガキをブチ犯すために…!
そう、男の目的は最初からその行為だったのだ。バレなきゃ犯罪じゃないんだよ!そう自分に言い聞かせながら、男はきりたんの入った段ボールの開封を始めていった。
重ねて言いますがこの小説は健全です!R-18なシーンなんてありませんよ…
この世界ではボイスロイドの扱いについて法律で定められているものの、ボイスロイド関連のフリーマーケットサイトがあるなど、入手に関しては結構緩い様子。もちろん、このサイト自体使用に資格が必要ではあるが。
ボイスロイド…もとい、アンドロイドの中古品なんて嫌な予感しかしないが、このきりたんの前の所持者は当然のようにそういう目的で使っていたことが、きりたんの前の記憶から語られている。
が、このお話は「どうせまたそういう目的なんだ…」という諦めがちなボイスロイド達の心を、「メスガキムーブ始めるまではじっくりちゃんと扱うぜぇ!メスガキムーブを見てから分からせてやる!」という謎のこだわりを発揮した主人公が勘違いさせてほどいていくハートフルなお話になる。ハートフル?(懐疑
ボイスロイドの闇が深いのはやはり人の業か…