京ちゃん主人公シリーズ(挨拶
ハーメルンで連載している咲と天のクロスオーバー作品。といっても、福本側の要素はアカギと少々ぐらい。主人公はお馴染み京太郎。
時系列としてはインターハイが終わった後の話。
京太郎は清澄の麻雀部で息苦しさを感じていた。
腕を磨いても部員の咲達に及ばず、運も味方しない。
絶望し、腐りかけていた京太郎だったが、買い出しの途中で転機が訪れる。
雪道で足を滑らせた時に、お守り代わりに尻ポケットに入れていたあるものが尻に刺さった。
それは墓石の破片。5年前に亡くなった彼の曽祖父が、井川ひろゆきというプロから譲り受けたという、井川の師匠である人物の墓石の破片。
そんなことを思い出しながらコンビニで買い物を済ませ、すっかり寒くなっている様子に気が付いた京太郎は、温まろうとコンビニの中で缶スープでも買おうと思い至り、もう一度レジに並ぶ。
そこで自分の前にいた客と目が合った瞬間、戦慄を覚えた。くすんだ銀髪に赤黒のシャツと白いズボン。
奇妙な感覚に戸惑いながらも外に出て、コーンスープを飲むと、タバコを吸っていたその人物に話しかけられた。
「…煙っているなぁ、兄ちゃん」
この話は、咲達と比べて弱く、惨めな自分を変えたいと嘆く京太郎が、謎の人物・アカギに麻雀を教わり、強くなっていく話。
京ちゃん魔改造作品も多くあるが、オカルトとか無しで強くなっていく王道的作品。
正直京太郎は弱い、という認識があるが、この世界の女子麻雀がぶっ飛んでいるだけなので、ちゃんと指導してあげていたらいい線いくのではないかとは思う。
あと、ファジーな描写ではなく、ちゃんとした闘牌描写があります。ハーメルンの咲小説だと牌画像変換ツール使ってる作品もけっこうあったりするよね。
当方は京ちゃん主人公作品を応援しております。
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