物事は静かに静かに進んでいく(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、原作の無いオリジナル作品。ジャンルとしては現代ファンタジーに相当するか。
主人公・山田やる夫は明日死ぬつもりだった。親の脛を齧りながら生きていくのに疲れたのか、はたまた過去に原因があるのか。
ロープを買い、結び方も調べたが決意に少しだけ時間がかかった。
自己嫌悪を積み重ね、死ぬことを考えていたその時、家の前が何か騒がしかった。「能力」を使って家の前を探ってみると、なんと見知らぬバケモノと人間が戦っている。
自分は幻覚でも見ているのか。死ぬことを考えすぎて狂ったか。
とにかく劣勢の少女を招き入れ、自分の「能力」でバケモノを固定すると、少女は大いに驚いた様子だった。
少女・鹿目まどかが言うには、自分達「AA機関」はこの異界獣と戦っているという。
こうして何の気まぐれか、死ぬはずだった世界最強クラスの氷結能力者・山田やる夫はAA機関と異界獣の戦いに身を投じることになる。
この作品はやる夫の表情の変化を、他の作品と比べてわざと乏しく描写しているせいで、やる夫の陰鬱な感じを出している。
プラスしてAA機関に所属している所謂戦える能力者は、皆少女ばかりな上、敵が非常に強く、瀕死レベルの重傷を負ってベットの上から動けない、なんて描写もあるため、作品全体は非常にダークな雰囲気。
途中から現れる、未来からやってきた同居人・ほむらとの暗号会話も面白い、と感じたポイント。
まだ始まったばかりなので、どうなるのか楽しみにしている作品。
やる夫の暇つぶし麻亜屈 【R-18G】やる夫は明日死ぬ予定のようです