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やる夫スレ 非安価スレ

ぼっちやる夫君

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彼だけが、知らない(挨拶

非安価系やる夫スレ作品で、現代日本での仮想現実空間で非公式に行われているゲームを題材とした物語。しかし、ゲームだと思っていたそれは…

学生と思わしき年齢の男の子が一心不乱にパソコンへと向き合っている。部屋の中にはマウスを高速でクリックする音が響き渡っていた。
どうやら音の主がやっているのはオンラインゲーム内のオークションのようで、今まさにデッドヒートの真っ最中のようだ。
しかし、ギリギリで負けてしまったようで彼は諦めたようにパソコンを閉じると学校へと向かった。
学校では彼…やる夫はいわゆる「ぼっち」だった。誰にも話しかけず誰からも話しかけられず常に一人で自分の席に座っているだけ。それでも内心では誰かと会話したいと思っているが中々思うようにはいかない。
家に帰ると自分の育成しているキャラクターからメールが届いていた。「頑張ったから誉めて」と。
いつものようにメールに返信してからキャラクターにレベル上げの指示を出し、オークションで新しいキャラクターを競り落とす。それが彼の一日のサイクルだった。
一方こちらは電脳空間。先ほどメールでやる夫とやりとりしていたゲームのキャラクター…りあむ(アイドルマスターシンデレラガールズより夢見りあむ)がメールの返事が来たことに喜びを感じていた。
そう、りあむを含めたこのゲームのキャラクターはただのゲームキャラクターではなかった。
彼女たちは現実にちゃんと存在していて、それぞれ様々な理由でこのゲームのキャラクター…「バトルロイド」として電脳空間に存在している。
大切なものを取り戻すため、現実世界の自分を生き返らせるため。ただ騙されてこの世界に堕とされた者もいる。
やる夫はそのことを全く知らずにこのゲームのトップランカー…第一位として君臨していた…

このゲーム自体、アングラサイトのものという設定なのでおそらく一般的には知っている者はそこまで多くないと考えられる。
ゲーム内で稼いだお金はリアルマネーに変換することも可能の様で、このため生活費を稼ぐ目的でゲームを続けている人間も少なくないようだ。
そうなると金策目的でゲームをやるプレイヤーはいかに効率よく金を稼ぐか、という方向に考えがシフトしてバトルロイドに食事を与えたりせずにギリギリまで戦わせ、戦えなくなったらオークションに出すというつまることの捨て艦戦法みたいなのが横行するわけで…
そんな中やる夫はオークションで買ったロイドにちゃんとご飯を与えて世話をしている。時には暖かい言葉を掛け、ロイドの要望にも応えてあげる。地獄に仏みたいなことやってたら自分のロイドに狂信者が生まれてもしょうがねぇよなぁ!?
しかし、上位ランカーでは結構バトルロイドに中身があるという事実を知りながらプレイしている人間が多く、知らないながらもプレイして頂点に立っているやる夫が異端なのか。

そもそもこのゲーム、誰、いや、何が主催者なんだ…?

暇な時にやる夫まとめ ぼっちやる夫君

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