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うちは呪術師専用図書館じゃないんですけど

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こういう穏やかな雰囲気の作品はいいですね(挨拶

ハーメルンで本編完結済みの呪術廻戦の二次創作小説。主人公は校正の仕事をしている女性だが、呪術にまるで関係ないどころか呪術世界の人間ではない…?

「うわ、クッセェ」
突然書斎に現れた人間離れした白い髪の子供が開口一番にこう言い捨てた。
私はしがない活字中毒の女である。
一般家庭で本と共に育ち、いずれは自分も作家に…と思いながら挫折。今では校正の仕事をしつつ副業で文字起こしをしながら稼いだお金で本を買う…そんな人生を送っていた。
そうして築いた本の森に何故だか見下ぬ子どもが立っている。しかも可愛げのないタイプのクソガキ。
呪術師だの呪力だのよくわからんことをブツブツ喋っているが私としてはさっさと出て行って欲しい。
本棚を見回っていたクソガキに「つまんなそーな本ばっか」なんて言われたので絵本を勧めてみると、どうにもこのガキ絵本を読んだことがないらしい。
年齢を訊くと10歳だと言われたので王道の「ぐりとぐら」、個人的に好きな「バムとケロ」なんかを勧めてみた。
しばらくして様子を見に行くとスツールに座って行儀よく本を読んでいる。
素直に「面白い」という感想を貰ったので3時のおやつに焼きリンゴを出してやってから少し離れてまた様子を見に行くと、床に散らばった本を残してガキはいなくなっていた。
これが呪術とは全く関係のない世界で、五条悟に施された最初の情操教育だったのかもしれない。

絵本か…しばらく読んでないな…
話の流れとしては呪術と全然関係ない本好きの主人公が、どういう原理なのか分からないけど突然自宅の書斎に現れた呪術廻戦の登場人物に本を勧めていく。
呪術側の人間も最初は五条が来るだけだが、話を読み進めていくうちに夏油や伏黒姉弟も来たりする。
なんというか特にこの作品の五条が顕著なんだけど、呪術師の家系やってるとこの情操教育ってホントどうなってんだろうね。
禪院家が特にゴミカスなのはわかり切ってたけど、(この作品では)五条家もあまりいい情操教育をしているとはいえないのか。五条が本を読み始めて悟ったようなことを言うレベルなので。
原作では思い悩んだ末にあんな選択をした夏油も本作では主人公や本を通じて吐き出し、五条に胸の内をさらけ出していい方向へと向かっていけてる。本は全てを救うんだ!

ちなみに筆者もラノベと漫画以外の本はしばらく読んでないので登場する本はほとんどタイトルしか知らないぞ!

ハーメルン うちは呪術師専用図書館じゃないんですけど

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