嫌なくっころだな…(挨拶
ハーメルンで連載中のオリジナルファンタジー小説で、現代日本から異世界に転生した騎士の生活を描く。ただし貞操逆転世界とする。
「ほら言えよくっ殺せって！男騎士なんだから言えよ！」
ファンタジー物の薄い本で女騎士が言わされるようなセリフを、今まさに口にすることを強制されているのはアルベール・ブロンダン。彼はこの世界に現代日本から転生した異世界転生者だった。
しかし、彼が転生したこのファンタジー世界は元の世界とは性に関する観点が大きく違っていた。
具体的に言えば貞操逆転世界、ここでは「女が男に対してセクハラを働く」のが基本の世界なのだ。
そして彼は今オークの山賊団に捕まり、少女を盾に貞操の危機にあった。
「くっ…殺せ！」
言いたくはないが言ってしまった。まさか前世のエロゲで聴いたセリフを自分が言わされる側になるなんて誰が想像しただろうか。
大盛り上がりしているオークたちの要求はどんどんエスカレートしていく。
ついに彼の貞操に手が掛けられんとしたその時、人質を取っていたオークの頭が弾けた。
それと同時に完全武装した騎士たちがなだれ込んできた。別行動していたアルベールの部下たちだ。
なんとか危機を切り抜けたアルベールは今回、そして今までの功績を踏まえて女爵(多分この世界の男爵)に叙された上で開拓区の代官に任ぜられたのだった…
くっころ男騎士…！
この作品はこの世界に転生した元現代日本人が、いろいろな女性にセクハラまがいのことされたり肉食獣のような目で見つめられたりしながらなんとか成り上がりを狙っていく物語である。
騎士の地位を与えらているだけのことあり、物語冒頭で人質を取られて山賊に屈してはいたもののこの世界の獣人女性の用心棒を決闘で倒している描写もあるので主人公の実力はしっかりしている様子。
そりゃこの世界で騎士として生計を立ててる以上、負ければ死ぬかくっ殺なんだから油断なんてできるわけもないか…
現実世界…我々の視点でみれば登場する女性がどいつもこいつも女子力という言葉からかけ離れたような連中ばっかりだが、この世界の視点では普通のこと。
そう考えると貞操逆転のファンタジー世界ってマッシブな女性が多いのが普通なのか…
よく主人公ストレスで禿ないな…
ハーメルン 異世界転生して騎士になった僕(男)は、メスオークどもからくっころを強要されていた。