シロナさんどこ…？ここ…？(挨拶
ハーメルンで連載中のポケットモンスターの二次創作小説。舞台はシンオウ地方で、主人公は転移系オリ主。シンオウ地方だけにアルセウスの知識を活かしていく。
何かに頬をつつかれて目を覚ました。
目を開けるとそこにはカモメ…に似た何かがいた。これがなんなのか知っている。「キャモメ」である。
体を起こして辺りを見回すと、ここは海沿いの港町らしい。自分はそこの岸壁の上に寝ていたようだ。
知らいないハズの町。だがこの町も知っている。「ミオシティ」だ。
「ポケモンの世界…ってコト！？」
ふざけていたが内心は平静ではない。異世界に来てしまっている。
昔、ダイヤモンド・パール・プラチナは当然プレイしていた。LEGENDSアルセウスも遊んだし、SVのDLCで登場したかのカメラマンにはヒスイの思い出を踏まえたワクワクもあった。
子供の頃に憧れた世界が目の前にある。だが今の自分は子供ではない。身一つで異世界に来ることの恐怖と絶望も当然理解していた。
とにかく今の自分にできることを探るべくミオ図書館へと向かった。
文字の問題は幸いにして解決していた。ゲームで見た文字だが、どういうわけか日本語の様に分かる。
図書館で情報収集すると、今の自分がどれだけ詰みに近いかがよく理解できた。
世界の教育はほとんどポケモンの方に割り振られており、ポケモンをゲットしようにもモンスターボールがない。
この世界の金銭など当然持ち歩いているわけもなく、モンスターボールは保護者から貰うように教えられている始末。
そうだ、シロナだ。今の自分には知識がある。ヒスイの時代を知り、アンノーン文字の解読も可能な自分であれば、シロナの助手に収まることができるのではないだろうか。
そう考えていた時、自分に声を掛けるものがいた。
「神話に興味が？」お前じゃねぇよ！
ちなみにこの後、哲学者に貰ったボールでキャモメの捕獲に成功しますが逮捕されます。身分証が無いとポケモンは捕まえられないぞ！
簡単な講習や社会奉仕と引き換えに身分証を手に入れることはできたので、シロナさんと出会うための旅に出ることに。
例の哲学者とはちょくちょく出会うことになるわけだけどこの哲学者、プラチナとアルセウスを両方プレイしている人間ならある疑問が出てくる。「こいつとウォロの関係は？」
そう、あまりにもウォロに似ているのである。口調やプレート、アルセウスについての言及…アルセウスをプレイした後なら「なんらかの方法で不老長寿になったウォロ」なんて妄想も出てきそうだ。
シロナを探す旅の途中、ナナカマド博士の助手の男主人公ことコウキに出会いメタ知識という考古学への詳しさで興味を持たれ、旅に同行することに。
プレートを集めながら旅を続けていくが、ギンガ団の陰謀に巻き込まれることになり…
やはり気になる哲学者の正体…本当にウォロなのか？
ハーメルン 原作知識を駆使してシロナさんを釣ろうとする前に全然違うヤツが釣れる話