確かにこの世界、呪霊はいても幽霊はいなかったな…(挨拶
ハーメルンで連載中の呪術廻戦の二次創作小説で、「幽霊」の見えるオリ主が主人公。呪霊ではない。
夏油傑は自分が死んだ後に幽霊になるということは全く想定していなかった。
この世界には呪霊と呼ばれる存在がいる。人間…正確に言えば非術師の負の感情から生まれ、人に害をなすものだ。
夏油は元々呪霊を払う呪術師であり、人に絶望して呪術で悪事を働く呪詛師となった。
とある目的のために戦い、そして死んだ彼は幽霊として存在していた。
気が付いたら呪術師たちが集う場所である呪術高専に佇んでいた。呪術師であっても幽霊となった自分を見ることはできないらしい。そもそも自分が幽霊を見たことがないから当然と言えば当然だが。
しばらくして夏油はある話を耳にした。「幽霊専門で悩みを解決してくれる人がいる」と。
高専に襲撃を掛ける前に身辺整理はしておいたが、それでも死んだ後に「ああしておけばよかった」という後悔は出てくるものである。
その話を頼りにたどり着いた先にいたのは、一人の少年だった。
「あなたのお困りごとはなんですか?」「私の悩みは―」
この主人公、幽霊の悩みを聞いて解決屋のようなことをしている割には案外薄情。
というよりもほとんど生前と変わらないような精神性を宿していることが多い幽霊と接していた時間が長いからか、彼自身の感性も中々超然としている。
自分の能力が人にとっては毒にも薬にもなることを理解しているため、社会に対して上手に溶け込んで生活している感じか。
ちなみに彼は幽霊を見ることはできても呪霊を見ることはできない模様。また、夏油もそうだが幽霊になると呪霊も幽霊もみることができるようになる。生前非術師のように呪霊が見えていないくてもである。
夏油が主人公に頼んだのは手紙を出すこと。宛先はは2つ、親友だった男と家族だった2人の少女。彼らが手紙を読んだ時、何を考えてどう動くのかはこの小説を読んで欲しい。
さて、この作品の故人で人気のあるキャラクターと言ったら他にもいるよなぁ?