ダメじゃないか…修羅勢がTCGアニメの世界に来ちゃあ…(挨拶
ハーメルンで連載中のオリジナル小説で、架空のTCGアニメ世界に現実世界でそのTCGを遊んでいた主人公がモブキャラとして転生する話。ただし、主人公はそのアニメを知らない。
カードゲームが好きだった。手のひらサイズのカードに、絵があって、文章がある。
大体5行ぐらいで、長いものならば十数行ぐらいびっしりで、けど短い一行ぐらいのものもあった。
空いた隙間を埋めるようなフレーバーテキストが好きだった。一枚一枚に意味があった。
そんなカードを四十枚集めて組んだデッキが好きだった。一つ一つじゃあ大したことが出来ない。
けれど集まればデッキという形でゲームが出来る。
同じようなデッキを持っている人がいて、それと向かい合って遊ぶ。戦う。競い合う。
それがカードゲーム。そんなゲームが好きだった。
薄っぺらい紙切れでやりとりする時間が好きだった。死ぬまで好きだった。
だから…
目の前の少女の叫びと共に召喚された巨大ロボが、少女の前にいた対戦相手らしきものを吹き飛ばした。
腕につけていた腕輪……薄々感じていたけど、がなんか変形? 展開したのだろう、カード対戦盤になっていて。それでカードを買ったばかりの女子中学生が、多分大人っぽい男をカードバトルでぶっとばす。 うん、これは。
「販促アニメ一話だ、これ」
前世で遊んでいたカードバトルが世界メジャーになっている世界に転生した僕は、そう確信した。
特に遊戯王二次創作であるある、遊戯王アニメの世界に来た一般通過修羅勢。それをオリジナルTCGとその販促アニメで展開しているのがこの作品である。
ただし、アニメ実況する掲示板回が存在しているので主人公がいた現実世界はまた別かもしれない。一応作中で主人公が、元いた世界でアニメがやっていたのかやっていなかったのか分からないような発言をしている。
さて、アニメTCG…に限った話ではなくTCGを原作にした作品では、何かを決める時にカードゲームを用いるどころかカードで世界が滅ぶのが当たり前みたいになっているのが通例。
そしてカードゲームの要素にカードに宿っている精霊とか、右手が光るとか、その場でカードを作ってドローするとかも加わったりする。インチキ能力もいい加減にしろ!
この世界にも当然のようにそれらの要素が存在し、カードゲームショップで店員をやっている主人公が試し回し用に作ったプロキシを「共鳴率が下がる」という理由で拒絶されている。
だが…現実世界の修羅勢にそんなもんが関係あると思うか?デッキテーマに関係ないカードを入れると共鳴率が下がる?精霊が宿ってない?関係ねぇんだよそんなこたぁ(豹変
既存のデッキを把握し、初動の確率を計算し、デッキに入れるカードの比率を考え、ルールに熟達し、プレイングスキルを磨き続け、テーマが関係ないカードの組み合わせからの即死コンボを繰り出す。
そんなヤツが販促アニメの世界に来た時、何が起こるのか…?
TCGのの内容はMTGをベースにいくつかの要素を加えている感じなので、MTGを知ってるとより楽しめるかも。くたばれデモコンタッサ。