姫様カワイイヤッター!(挨拶
ハーメルンで連載中の遊戯王シリーズの二次創作小説で、ひょんなことから迷宮姫こと白銀の城のラビュリンスに執事見習いとして仕えることになった男が主人公。なお現実世界からの転移者でMDエンジョイ勢とする。
絢爛に輝く白銀の光沢を放ちながらも、どこか陰鬱としたおどろおどろしさを抱く、そんな二律背反を抱いた奇妙な城があった。
その名を「白銀の城ラビュリンス・ラビリンス」。
その白銀の城の中に充てがわれた一室で俺は、手にした羽ペンを羊皮紙に走らせながらもうすぐ昼食の時間になるなとそう思考が逸れた処で、ふと遠くから聞き馴染むようになったドタドタと駆ける音が耳に入った。
「ここに居たわね執事!!」
バタンと荒々しく扉を開いたのは、目を潰してしまいそうなほどに美しい女性だった。
絹糸のような白い髪と側頭部より伸びる双角、白磁よりなお透き通る白い肌。
彼女の名は【白銀の城のラビュリンス】、または【白銀城の迷宮姫】。この城の主である。
「お嬢様…何度申せばわかるのですか?その着古したジャージはお止めくださいと言っているでしょうが!!」
ただし、着ているのが小豆色の着古したジャージであるという点が全てをマイナスに叩き落としてしまっている。
俺の苦言に対し、お嬢様は効いた風は一切なくフンスと鼻を鳴らしてジャージを押し上げる豊かな双峰を張って宣う。
「私の美しさの前に衣服なんて飾りでしかないわ!」
衣服はそのためにもあるだろうがと声を大にしたいのを堪えていると、姫様は調子づいた様子で自信満々に宣う。
「私、遂にあの憎っくき『騎士』をギャフンと言わせる最高の『おもてなし』を思い付いたわ!!」
主人公はMDで使っていたデッキを持ってきているわけだが、この作品の執筆開始が2024年の2月なので主人公が初期に所持しているカード群はその時点でMDに実装されているカード(多分?)。
ただし、連載中に後々実装されたカードを入手して使用することはあるが、主人公は紙の方の遊戯王には詳しくないのかMDで実装されるよりも先(なんならこの作品の連載開始よりも先)に登場しているディアベルスターを作中で入手した時は知らないそぶりを見せている。
執事見習いとして生活しているが城の中だけでストーリーが進んでいくわけでもなく、割と城から出て活動していることの事が多い。
また、遊戯王のアニメ作品の出来事や人物とも時間や世界を超えて関わることがあるが、主人公がまともに知っている作品がGXまで。例えば精霊界で半ばスクラップになっていたDホイールらしきバイクと「青い髪のアンドロイド」を見つけた時に5D’S絡みなのかと思い付きはしたが、それが何なのかは分からなかった。申し訳ないが5D’Sの話題で年配系遊戯王ユーザー扱いはNG(震え声
主人公が好きだけどポンコツな姫様とのラブコメを見ているのも楽しいが、やはり遊戯王の二次創作でMD勢とくれば圧倒的なデュエルを期待してしまうもの。
フェイバリットカードが「ドリアード」のエンジョイ勢を自称するだけあって、基本的には姫様から託されたラビュリンスに色々混ぜたデッキや憑依精霊デッキなんかを使うが、ガチで殺しにいくときはクシャトリラティアラメンツを持ち出しているあたり環境デッキも持っているらしい。やめてくれよ…
ラビュリンスとくればイラストのみの登場の「騎士」も切り離せないが、この作品では主人公の召喚する壊獣やアークリベリオンすら打ち倒すトンデモ存在になっている。なんなんだオメー(真顔
ハーメルン 迷宮姫に仕えているんだが、今日も姫様はポンである。