現代版浦島太郎！(挨拶
非安価系やる夫スレで、ジャンルは近代SFかな？
主人公の颯やる夫は慶都大学社会学の准教授に就任が決まり、これを機に友人の桐生やらない夫と翠星石との三角関係の決着を付けることを決心する。ポーカーでの勝負で勝った方が先に告白する、という条件の下勝利をおさめ、いざ告白…という時にやる夫は倒れてしまう。
やる夫は癌だった。自分はここで死んでしまうのか。そう考えたやる夫だったが、やる夫の恩師にして彼の務める大学の教授であるディスティ・ノヴァ教授からある提案を受ける。
それはコールドスリープ。教授によれば極秘裏にだが技術は確立しており、彼のコネクションで一人分の枠を確保してあるという。
翠星石をやらない夫に託し、コールドスリープに入ったやる夫が目覚めたのはなんと70年後の2083年。
起きて早々、やる夫は統合監察院・ヒナギクから助けを求められるのだった。
作品設定としては漫画「終末のハーレム」にかなり近い。と言ってもこの作品の連載開始は2013年なのでどちらかと言えば逆だが。
こちらでは2029年に謎の流星雨が地球に降り注ぎ、その影響でY染色体を持つ生物が数十年間生まれてこなかったという設定。
違うのはこの作品では「男性が生まれてこない」という問題の解決は既に終わっていて、終末のハーレムほど悲観的な世紀末にはなっていない…かな？
しかし結局男性人口が激減し、人類の立て直しのために社会学的見地からアイディアを繰り出せそうなやる夫に助けを求めた、というのが現状。
またこの世界では平成の文化が古典のような扱いを受けていて、「男は繊細」「男・子供の出る幕ではない」等と言った発言も出てくる等、過去の男尊女卑が逆転している点も面白いと思う。NTRエロゲーが古典かぁ、そっかぁ…(暗黒微笑
当然のように重婚も認められているこの世界でやる夫を取り巻く女性達、喪女達の同盟、そしてやらない夫と翠星石の子孫は…？
完結済みの作品です。やる夫の一人称が僕になってる作品って珍しい。
好き好き大好きやる夫くん やる夫は永い眠りから目を覚ますようです