こういう設定のブルアカもいいよね!(挨拶
ハーメルンで連載中のブルーアーカイブの二次創作小説で、連邦捜査部『S.C.H.A.L.E』の地下室が先生の実家に繋がっていたら、というお話。先生の実家は日本であるとも設定されている。
学園都市キヴォトス。それは数千にも及ぶ沢山の学園とそれぞれに運営する自治区とキヴォトス全体の行政を担う連邦生徒会が管理する地域とで構成される連邦都市であり、人智を超えた力や技術が混在する異世界である。
そしてキヴォトス以外の世界は「外の世界」と呼ばれ、キヴォトス側からのみ一方的に存在を認知されているものの、2つの世界は決して交わることはなかった。
真夜中の連邦捜査部『S.C.H.A.L.E』…通称シャーレの執務室にキーボードを打鍵する音が響き渡る。
そこには一人の男性がパソコンに向き合い、疲れ切った顔で一心不乱に文字を打ち込んでいた。
彼は「先生」と呼ばれている人物で、キヴォトスにおいて連邦生徒会長より付与された超法規的権限によってキヴォトス各地で起きた事件、更にはキヴォトス滅亡の危機すらも生徒達と一緒に乗り越えてきたこの世界唯一の「外の世界」から来た人間である。
先生は自身を補佐する超常の機能を持つタブレット型デバイス「シッテムの箱」の中にいるメインOSであるアロナとプラナに応援されながら本日の業務を片付けると、徹夜をせずに済んだことに安堵した。
しかし終電の時間はとうに過ぎていて、シャーレから離れたところにある自宅には帰れそうもない。
よって彼らは生徒達には秘密にしてあるシャーレの地下室へと向かっていき、先生の「実家」に帰ることにしたのだ。
…シャーレの建物内に居た人物を見逃して。
このブルアカ小説ではシャーレの地下室から異世界の日本に存在している先生の実家に帰ることができる、という設定を主軸に話が進んでいく。
プロローグで語られているが最終章の「あまねく奇跡の始発点」まではストーリーが終了しているようなので、他のブルアカ小説でメインになっているようなストーリー進行とともにガッツリ戦闘描写もやる、よりは日常系の小説。
最後の不穏の通り、シャーレの地下室から先生の実家に行ける、ということがたまたまシャーレに来ていたトキにバレ、エイミにバレヒマリにバレとずるずる知る人間が増えていき…という展開。
ブルーアーカイブ原作ではキヴォトスと外の世界の関係はボカされており、地球なのか異世界なのか、自由に行き来できるのかは全く不明。先生が地球から来たのかすら明記されていない。
なのでこの作品ではキヴォトスは現代日本から見た異世界であると定義し、先生はそこから来た異世界人の扱いになっている。
生徒達はヘイローが目立つから先生の家から出ることも難しい模様。まぁ羽とか獣耳とかは誤魔化せても空中に浮いてる輪っかは誤魔化せねぇよなぁ…
先生の実家に行けるなんて知ったら絶対入りびたる生徒が出てくるんだよ…