世間では…評価されない項目ですからね…(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、異世界に勇者として召喚されたやる夫が帰ってきたら日本がとんでもないことになっていて、そこからのやる夫の生活を描く。
厨二病の少年やる夫はある日突然異世界に勇者として召喚された。
異世界の人類の希望を背負って魔王と戦ったやる夫は10年の歳月をかけて魔王を倒し、平和になった異世界から日本に帰ってきたのだ。
しかし、やる夫が戻ってきた日本はやる夫の知っている日本とは大きく様変わりしていた。
町並みはありえないほどの発展を遂げ、空には魔法のような力で浮いている船。
おまけに都市は巨大な結界で覆われている。現代日本が10年経ってもこうはならないだろうあり得ない光景だ。
呆然としながら空を眺めていると、巡回していた警察に声を掛けられた。覚えていた住所と名前を告げると、家族から失踪届がでていたようで、警察で保護されている間にいろいろ教えてもらうことになった。
やる夫が異世界に召喚されたあの日、やる夫が通っていた高校のクラスメイトも別口で異世界に召喚されていたのだ。
違ったのは彼らはクラスメイト全員で召喚されていたことと、召喚された世界では魔法がとてつもなく発展していたこと。
彼らはこちらに帰ってくるときにそれらの発展した魔法技術を持ち帰って公表。そのおかげで世界は高度な魔法技術が蔓延することとなったのだ。
やる夫が呼び出された世界の魔法はクラスメイトの呼び出された世界からすればあまりに原始的。
心無い人々はやる夫を「原始世界の勇者」と呼んで蔑んだのだった…
例えば今の社会では魔法を使うときにモンスターの属性を調べて、変換器にその弱点を設定して魔法を使う。ところがやる夫の場合、何故か変換器を使うと変換器を破壊してしまうのである。
ちなみになんでモンスターがいるのかというと持ち込まれた魔法技術でダンジョンが資源回収場所として設置されているから。
やる夫はこのダンジョンの探索者資格を取ろうとしているのだが、上述の通り変換器を壊してしまうため資格が取れずにいる。
…と、いうのもこれはやる夫が「自前で自分の攻撃属性を変更している」から。クラスメイトの世界では廃れてしまった技術でもやる夫の世界では使われている技術、変換器が変換しようとしてエラー吐いているだけなのである。
増幅前の単純な出力ではやる夫が遥かに上であり…という、魔法科高校のような実力を正しく評価されていないやる夫の話。一般的な魔法技術を扱えないから評価ができないのだ…
本編の描写パートよりも世界設定が語られているパートの方が多めだったりするんでちょっと読む人を選ぶかも。
ダンジョン探索のパーティメンバーとしてはやる夫の妹たちのミカ、ヒナ、ホシノのブルアカ勢3人。
全員義理の妹なので話の展開次第ではおっとぉ…?
やはりこういう話は一定の需要があるな…