これはゲームではない。もう1つの現実である(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、以前紹介した「DQ3ロイヤルハーレム(笑)物語」の続編にあたる。前作は真っ当なDQ作品だったが今作では世界の裏側事情が明かされる。
勇者の烈吼の気合と共に剣が振り下ろされる。
その一撃でもって竜王は倒れ、アレフガルドに平和が戻った。
ロトの血を引くとされる当代の勇者やる夫はラダトーム王から国を治めるように言われるがこれを固辞し、ローラ姫を連れて新たな旅に出た。
…これで1つの「ゲーム」がエンディングを迎え、プレイヤーのやる夫はVR専用機器「コフィン」から外に出た。
時代は令和59年。世の中ではVRゲームが大流行し、やる夫はプロゲーマーの一人として活動している。
この世界は技術革新によって偶発的に「思考するAI」が誕生。その恩恵でもって人類は飛躍的に文明を発達…とりわけVR技術が伸びていた。
SAO事件やAgain事件などの痛ましい事故も起きてはいるがそれでもVR業界は順調に成長し、今では1人1台VR機器を所有しているような普及状況。
やる夫はスポンサーの女社長をちょっと口説いたことがきっかけで所属していたところをクビになり、今は休暇と思って積みゲーを崩している真っ最中だった。
現在プレイしていたのはやる夫の専属AI「アリス(ランスシリーズ)」が探してきてくれたドラゴンクエスト1・2。
エロMODなんかもいれちゃったりして遊んでいたやる夫はすっかりハマってしまい、1のプレイの録画を配信用に切り抜くことをアリスに頼んだ後、続けて2をプレイすることにした。
自分が本当はゲームの世界になんか行ってないことを知らないままに。
ドラゴンクエスト1・2・3を時系列に並べると3→1→2の順番になるのは皆さんご存じの通り。
DQ3の後、世界を憂いたルビスがAIを名乗って現実世界のやる夫のところに現れてVRゲームの流行にかこつけてプロゲーマーのやる夫をDQ1・2の世界に送り込んでいるというのが真相。DQ3のやる夫は現実世界のやる夫とは無関係だと思われる?
DQ1の描写は幕間やダイジェスト風味に描写されているが、エロMOD(という名のルビスの加護)を受けているだけあってDQ1の頃に女の子に手を出していたことがDQ2の時代になって現れる…!
ちなみにDQ2世界に実在している主人公ポジションの「やる夫王子」に現実世界のやる夫を憑依させている模様。やる夫王子の方の意識は眠っていて、やる夫がゲームにログイン…つまり憑依していない時は眠り続けているらしい。DQ1の主人公ことアレフの時も同じことをしていて、事実を知った方々からルビスが恨まれていたり。当然といえば当然だが。
しかしこれが元で事実を知ってしまった王族の一部が魔王軍に行ってしまったりと本物のDQ2からは少しずつズレ始めている。ルビスのやらかしなのか…?