いろはヒロインものほんと多いっすね…(挨拶
ハーメルンで連載中の俺ガイル二次創作小説で、事故に合って入院した八幡が同じく入院中だったいろはの祖父と出会い、気に入られて許嫁となるオリジナル展開を描く。一色家の人間はほぼオリキャラ。
4月…それは始まりの季節。
高校入試に合格し、これから高校生活が始まるのだ…とはならなかった。
比企谷八幡は高校生活の初日の登校中に道路に飛び出した犬を助けて車に轢かれ、入院生活を送る羽目になってしまったのだ。
入院生活中ラノベを読みながら過ごしていると、突然自分の病室の扉が開いた。
看護師か？とも思ったがそこにいたのは全く知らない爺さんが点滴のスタンドを片手に立っていた。
「誰だ貴様！ここは儂の部屋だ！」と開口一番。興奮しすぎたのか咳き込みだしたのでナースコールして看護師の人に助けを求めると、看護師と一緒に着物を着た奥さんらしき人も来た。どうたら1階上の自分の部屋と間違えたらしい。
翌日お詫びだと桃を持ってきてくれた爺さんとすっかり意気投合し、将棋の相手をしたり、ラノベを読ませてみたりとなんだかんだしていたらあっという間に退院の時期に。
後日1週間ほど遅れて退院した爺さんの家に退院祝いを持っていくことになり、なんだか妙にニヤニヤしている小町に送り出され、スマホに送られていた住所を見ながら妙にデカい家にたどり着いた。表札には「一色」と書かれているしここで間違いない。
インターフォンを鳴らすと自分と同世代ぐらいの女子に出迎えられた。「お爺ちゃんから聞いてます」と言われたのでどうやら孫らしい。
通された和室に爺さんはおらず、話を聞くと退院の手続きに時間がかかっているようで自分が来ることは向こうもわかっていたようなのでこのお孫さんを先に家によこしたということ。
少しばかり気まずいながらも待っていると件の爺さんが退院してきて、自分のことを孫の一色いろはにこう紹介した。
「こいつの名前は比企谷八幡。今日からお前の許嫁だ」
キャラクター人気投票を見ると由比ヶ浜の人気が非常に高いが、SS界隈の人気ではいろはと陽乃の人気がメチャクチャ高いイメージあります。
さて、本作は祖父によって許嫁という関係になってしまった八幡といろはの心情の変化を主題にして展開される。
最初は当然反発するいろはだったが、受験生として総武高校の八幡に勉強を教えてもらっていくうちに僅かずつだが惹かれていき、ある事件をきっかけに完全に恋に落ちる…
そうなってからの恋愛脳と嫉妬全開のいろはがメッチャかわいい作品。ああ＾＾～(昇天
八幡の方もいつもの鉄壁の理性がいつ崩されるのか、あるいは既に崩されていることに気づかないフリをしているだけなのか…
第二部として奉仕部編が始まっているが、ここではオリジナル展開として奉仕部に入部するのが八幡ではなくいろは。しかし八幡も奉仕部に入部はしないもののいろは繋がりや元々ある由比ヶ浜、雪ノ下との繋がりで奉仕部のメンバーとはなんだかんだ関わる模様。三角関係の相手がいろはと由比ヶ浜で展開されるのか…
俺ガイル二次創作の中ではトップレベルのクオリティを誇る作品。完結まで続いてくれ…！
ハーメルン やはり一色いろはが俺の許嫁なのはまちがっている。