拉致係と化したアルセウス（挨拶
あんこ系やる夫スレ作品で、ポケットモンスターシリーズを原作とした物語だが、舞台は原作から大分時間が進んでいる。主人公はこの素晴らしい世界に祝福を！のカズマさん。
異空間でアルセウスは時が来たのを悟っていた。
自身の愛するヒスイ地方へと送り込む勇敢な少年少女を召喚する時が。
まぁそんな厳粛じみてやっているわけでもなく、「暇つぶしに召喚した奴が活躍するとこみたーいみたーい」のようななろう系邪神レベルのノリで召喚したわけだが。
ガチャの結果呼び出されたのはいたって普通のトラックに撥ねられて死んだ少年。
見た目で判断するのはよくない、もしかしたら優秀な人材なのかも…
そう思ったアルセウスは彼の知識をテストしてみるとにした。
ところが「ポケモンの総種類は現在〈スレ開始時点2022年6月）何匹か？」という質問に対してカズマさんまさかの「151匹」回答。なんと彼は初代の知識しか持ち合わせていなかったのだ。当然種族値や努力値などの廃人的な知識は皆無。
あきれたアルセウスだったが今更元の世界へ戻すことなどできない。
今時の転生特典なんてものも無しにシンオウ地方へ送られるカズマだった。シンオウ地方ってどこだよ！
というわけで原作よりも大分あとの時代の世界が舞台となる。
どのくらい後か、というと原作に登場した「ピカチュウ」などが古代種として扱われるほどには後の時代。ポケモン系の安価・あんこスレだとちょくちょくある設定ではあるが。
この世界のポケモンバトルはプロリーグスポーツ観戦なんかと同じような興行としても扱われており、カズマさんが最初に出会うのは「ギンガ団」の人間だがこの時代では別に悪の組織というわけでもなく、リーグに参加している一団体扱いの模様。
しかしカズマさんの知識は初代相当ということでポケモンについてはこの世界の幼稚園児以下レベルにしか知らない。あく・はがね・フェアリーと3種類もタイプが増えたし持ち物を持たせられるようになったことも特性を獲得したこともわからないのだ。
だが話を聞いてポケモンバトルするだけで金をもらえるプロリーグには興味深々。プロになることを目指すが…やっていけるのだろうか？
ヒロイン勢大分女子力死んでるんだけど…それはいいのか？