物語の主人公に突然放り込まれるってどんな気分だ?
FGOの二次創作。よくあるオリ主やオリ鯖ものではなく、人理焼却という事態に巻き込まれた「一般人」の物語。名前が作中で言及されていないのでここでは作者様に倣い「ぐだ男」と呼ばせていただくことにする。
ストーリー構成としてはほぼ原作のメインストーリーやイベントをなぞる展開だが、特筆すべきは主人公のぐだ男はオリ主やクロスキャラのような才能やチートの類も持たず、原作主人公のような鋼メンタルも持たない、平凡な家庭で平凡な人生を過ごしてきただけの本当にただ巻き込まれて世界の運命を背負わされた一般人であるということ。
最初はそれでもマシュのために、重圧に押しつぶされそうになる心をどうにかこうにか繋ぎ止めて戦っていくけれど、4章でソロモンを目の当たりにした時、ついに折れてしまう。
今まで平和な世界で生きてきた一般人を、突然世界崩壊なんて事態の中心に据えたらこうなって当たり前といえば当たり前。
たまに思うけど現代日本から異世界に転移したとか転生した途端に覚悟ガンギマリする主人公ってどういうメンタルしてんだ…
サーヴァントもゲーム的に言う星5キャラを召喚で引き当てたりする展開でもなく、メインストーリーとイベントで配布されたキャラクターしかカルデアにいないという縛り。ゲーム実際にやってる人間から見ればめんどくs…絶望だな!
心を折られたぐだ男が辿り着いたのは皆大好き監獄塔。そこでぐだ男はある一人の男と出会う。一体何窟王なんだ…
彼と出会い、ぐだ男は自分の在り方と意思に答えを出していく。
内容は面白いんだが現在更新停止中なのが残念。7章の途中で止まってしまっている。