すげぇ懐かしいネタ持ってきたな…(挨拶
ハーメルンで連載中の呪術廻戦とカンフーハッスルのクロスオーバー小説で、主人公の虎杖悠仁がカンフーハッスルに登場する武術・如来神掌を習得していたら。
夕方、逢魔時。生と死、そして現世と幽世の境が曖昧になる時間帯。
人気のない公園で1人の少年が遊んでいた。
名は虎杖悠仁。小学1年生。薄っすらピンク色の地毛を持つ、まだあどけなさの残る少年だった。頬には健康的な赤みが差し、瞳は大きく、どこか好奇心に満ちている。しかしその姿は、夕暮れの広い公園の中ではあまりにも小さく、ひどく頼りなく見えた。
誰も見ていない。褒めてくれる人も、叱る人もいない。それでも悠仁は、何事もなかったかのように滑り台へ向かい、また一人で遊び続けていた。
遊び疲れた悠仁は、公園のベンチへ腰を下ろした。小さく息を吐き、空を見上げる。夕焼けはもう暗さを帯び始め、木々の間から覗く空は紫色へと変わりつつあった。
その時だった。音もなく、気配もなく、いつの間にか一人の老人が近づいていた。
小汚い襤褸を纏い、足元は擦り切れたサンダル。その姿はどう見ても怪しく、近寄りたくない種類の老人だった。
「おい坊主、強くなりたいか?」
「え?いきなりなに?おっちゃんだれ?」
老人はその質問をまるで聞いていないかのように鼻を鳴らし、懐へ手を突っ込んだ。
「ここに本がある」
そう言って取り出されたのは、ボロボロの本だった。
この日が、この瞬間が、虎杖悠仁の人生における転機になる。
え?カンフーハッスルって2004年?マジ?
もしかしたら知らない人がいるかもしれないので軽く解説すると、中国で製作された1930年代の上海を舞台にしたアクション映画で、その中に登場する拳法が「如来神掌」。
ストーリーの最後にほんの少し登場しただけだが、地面を風圧で手のひらの形に陥没させるなど人智を越えた技を扱う拳法となっている。
本作はカンフーハッスルと同様に主人公の虎杖が怪しい浮浪者から如来神掌の教本を押し売りされるところから始まるが、カンフーハッスルの主人公はグレて悪の道に走りかけたのに対し、虎杖は原作開始までの10年間、勤勉に修行を続けていたことになっている。
しかしそんな虎杖も教本に書かれている最後の一言「経絡を開く」ことだけが理解できなかった。
そしてここで原作の流れ通り、宿儺の指に集まってきた呪霊との戦闘になる。
原作よりも格段に戦闘力は高いがやはり呪霊への攻撃は通らない。
そこで呪力を得るために食べた宿儺の指。虎杖の覚醒が始まる…!
宿儺は如来神掌について何か知っているようだが…?