異世界転移と現実来訪って本質的には同じのような…(挨拶
ハーメルンで連載中のウマ娘プリティダービーの二次創作小説で、ウマ娘が現実世界の方に来る現実来訪タイプの掲示板形式小説。ちなみにこの現実世界に「ウマ娘プリティダービー」は存在していない。
ここはある田舎町。
牧草的な風景の広がる自然に囲まれた町だが今はそんなことどうでもいいとばかりに、とある男がインターネットの掲示板に書き込みをしていた。
「とりあえずは俺の話を聞いてくれ」と。
他称トレーナー、とコテハンを付けた男は更にこう続ける。「自宅に帰ってドアを開けたら獣耳と尻尾をつけた美少女がおった」
流石に妄想乙、とスレ住民も呆れ返るがトレーナーが掲示板に貼り付けた現実離れした美少女の姿に興味を取り戻すスレ住民たち。
あまりに突拍子が無さ過ぎる話なので釣り前提で、と前置きしながら続けられた話の中で、その女の子は自分の名前を「スペシャルウィーク」と名乗った。
そこでこの名前に反応した住民がいた。「競走馬の馬名じゃないか！」
思えばウマ娘プリティダービーという作品が世に出た時に我々もこんな反応だったのかもしれない。かつて一世を風靡した競走馬がこんな美少女に！と。
いや、でも昨今の二次元界隈における擬人化は花騎士、城プロ等々多々あるので「今度は馬か…」ぐらいに慣れたものか。
さて、この作品で特殊な立ち位置なのは掲示板に「他称トレーナー」というコテハンで書き込んだ男。
よくあるタイプの現実来訪小説として、スマホアプリ等のゲームの向こう側のキャラクターが実際はこちら側を認識していて、自分を操作ないし育成していた主人公への好感度が高い、というものがあるが、作中の現実世界に「ウマ娘プリティダービー」は存在しないため、男にスぺちゃんへの認識はない。しかし、スぺちゃんからの好感度はMAXである。それは一体何故なのか…？
ちなみに来るのはスぺちゃんだけじゃないぞ！エイシンフラッシュはまだか！
ハーメルン 【美少女】なんか知らんのだが部屋にウマ耳ウマ尻尾の美少女が現れたんやが【降臨】