かつて、デジタルワールドを冒険したとあるグループがあった。
ハーメルンで連載中の、俺ガイルとデジモンシリーズのクロスオーバー作品。
タイトルからしてV2とのクロスかと思ったが、TVアニメ作品全般とのクロスになっている。
十年前、デジモンクライシスと呼ばれる事件が起きた。
その事件以来、デジタルワールドと呼ばれる異世界を人類が認知するようになり、今や世界は「いずれ全人類がパートナーデジモンを持つようになる」とまで言われ、デジモンは人類の身近な存在になっていた。
デジモンに関する法律は整備され、パートナーデジモンを持つテイマーは人間界に現れ、暴れるデジモンに対処すると賞金が出たりと、世界は着々とその姿を変えていく。
そしてここにも一人のテイマーがいる。かつて参加したキャンプで起きた事件に巻き込まれ、デジタルワールドを旅した「選ばれし子供たち」の一人が…
最初この小説を見つけた時、「ああ、良くある本宮大輔のポジションに比企谷八幡を挿入したクロスオーバーか」と思ってスルーしていたが、その割には妙に評価が高かったので覗いてみたらいい意味で裏切られた。
V2のラストであった「全人類がパートナーデジモンを持つ」という思想を下敷きにして俺ガイルの世界とデジモンシリーズの世界を融合させた作品となっている。
デジヴァイスの形も各種あり、八幡はD-3だが他の登場人物はディーアークだったりディースキャナだったりと人それぞれ。もちろん進化の方法もデジヴァイスに応じて違う。あの頃の感動が甦りますよ…
八幡や雪ノ下、葉山などの一部主要な登場人物は、かつてのキャンプでデジタルワールドを一緒に旅した仲間だったという設定があり、今は以前の活躍を匂わせているぐらいだが、過去編もいずれサイドストーリー的なところでやるのだろうか…
初代~セイバーズまでは視聴していたが、やっぱ一番面白いのはテイマーズだよなぁ!異論は認める。
ハーメルン やはり俺とブイモンの青春ラブコメは間違っている。