異世界転移系ファンタジー。
物語は主人公の新堂要が謎の空間を落ちていくところからスタートする。落ちながらカナメが最後に見たものは、自分を守りドラゴンに立ち向かう赤い髪の少女の姿。そこで彼の意識は途絶える。
目を覚ましたカナメが見たのは、自分を見つめるあの少女の顔だった。
突然のボーイミーツガールと主人公の覚醒。王道的なところは抑えておきながら最近流行のステータス文化的なものはない。(ステータスなんて)必要ねぇんだよ!
異世界に来た主人公が何らかの力を突然得るお約束…と思いきやまともな理由がある。
カナメは様々な「矢」を作り出して戦うのだが、最初から制限なく様々な効果の矢を作り出せる、というのがポイント。これがチートといえばチートなのだが前述の「理由」と相まって不自然になりすぎない。
ステータス画面を見てどうこうするタイプの作品が苦手な自分としてはかなり楽しめた作品。
今年の4月に書籍化され、書籍版のタイトルが「最弱ランク認定された俺、実は史上最強の神の生まれ変わりでした お姉ちゃん属性な美少女との異世界勝ち組冒険ライフ」
えぇ…(困惑