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その他 ハーメルン

夢現

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こういう静かな雰囲気のアフターストーリーっていいよな…

ハーメルンで連載していたTRIGUNとARIAという異色の組み合わせの作品。しかも主人公はTRIGUNのラスボス、ナイブズである。
物語はTRIGUN MAXIMUMの最後、ヴァッシュを医者に預けたナイブズが、リンゴの木を自身のプラントの能力で創造し、消失したところから始まる。
消えたと思ったナイブズは、気が付くと列車に乗っていた。
列車の中で人間ではない何者かに切符を求められるが、ナイブズは当然所持していない。
どうするべきかと思っていると、握っていた右手の中に「白紙の切符」があることに気が付く。
「未来への切符はいつも白紙」…あの戦いの中、聞こえたヴァッシュの言葉を思い出す。これは彼らの餞別なのか。
列車内のアナウンスで、列車が「水の惑星アクア」に着いたことを知ったナイブズは、ここで降りてみることにする。
彼はもう一度、人間と生きることができるのか。

正直この作品を見つけた時は作品紹介を2度見したレベル。
砂漠の星でのキチガイ染みた戦闘能力保有者による、血で血を洗う戦いが舞台のTRIGUNと、水の星での穏やかな生活を描いたARIA。
どちらも地球ではない別の惑星での物語だが、作品としてのベクトルはほぼ真逆。
しかし、ナイブズの過去と、TRIGUN最終回の憑き物の落ちた彼を鑑みれば、こんなにも穏やかに生きる彼はあってしかるべきなのか、とも思う。
ヴァッシュよりも人間との未来にに希望を抱いていたが故に、反転してあんなにも人類を憎んでしまった。
元々砂漠の星に住んでいたせいか、水の豊富さに驚くナイブズも新鮮だった。
最初はまだまだ人間に固い所を見せるけど、アテナや灯里達との交流を経て少しずつ打ち解けていく感覚。

戦闘要素は全然無い作品なので、穏やかなナイブズを見たい人は是非読んで欲しい。

ハーメルン 夢現

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