地獄への道は善意で舗装されている。
小説家になろうで連載中の作品で、ジャンルとしてはポストアポカリプスになるか。
かつて高度な科学力を誇った文明が滅んだ後の世界で、人々は争いながらも生活していた。
旧文明の遺産が眠っているとされる遺跡の中を探索する人間達をハンターと呼び、彼らの持ち返る遺産は物にもよるが高額で取引される。
もちろん彼らにも危険がないわけではなく、遺跡を警備する機械や環境の変化で突然変異した生物なんかを相手どらなくてはならない。
主人公のアキラはスラム街出身の少年。他の人間の例に漏れず、一攫千金を夢見てハンターとなった。
ハンターになったその日、成果の出ない遺跡探索を続けていたアキラだったが、不意に彼の目の前に突然全裸の女性が現れていた。
自身に近づく女性に銃を突きつけるが女性は止まらず、女性の体が銃を構えているアキラの腕にめり込んでも、何の感触もアキラに伝えることはなかった。
アルファ、と名乗る女性はアキラに難しい説明で「自分の姿はアキラにしか見えないし声を聴くこともアキラしかできない」と告げる。
自分を知覚できる人間を探していた、というアルファは言葉巧みにアキラのサポートに就くことになったのだった。
物語としてはハンターになったアキラの成り上がりを描くが、同時に謎の存在・アルファの暗躍も描いていく。
アルファのサポートは崩壊世界という舞台上ではかなり破格のもので、遺跡を徘徊している警備機械の動作を伝えたり、機械系モンスターの視界に映像を割り込ませて誘導したりと高性能レーダーのような役割はもちろん、素人のアキラが遺跡から生還するための的確な指示、旧世界の遺物の正確な性能の把握等もやってのける。
もちろんアルファもただアキラを導くだけではなく、なにか思惑があるようだが…
彼女が一体何者なのか、何故アキラに力を貸すのかはこれから先の物語で明らかになるだろう。脳内(？)とはいえ美女と生活できるとは羨ましい限りだなぁ！メ〇ルマンが泣いてるぞ！
書籍化・コミカライズもされている作品。
ポストアポカリプスはいいぞジョージィ…(ねっとり