(怯み率)倍プッシュだ…!(挨拶
ハーメルンで連載中のポケットモンスターの二次創作小説。主人公はサトシに神様転生した福本ワールド出身みたいなメンタルしてるヤツ。ポケットモンスターの原作ゲーム知識は持ち合わせている模様。
目を覚ませば知らない天井だった。
声にこそ出さないのだがオレは当然驚いた。どういうことだと状況を確認しようとして周りを見るとベッドの上にいる。もちろん見知ったものではない。
置かれた事態を考えていると突然頭痛に襲われた。
なんだと思えば記憶だ。コレはマサラタウンのサトシの記憶。オレはマサラタウンのサトシになっている…いや、憑依したの方が正しいか?
ご丁寧なことにアニメのポケットモンスターで起こる出来事の…いわば未来の記憶も同時に流れ込んでくる。
アニメは見ていた記憶があるが、1から10まで全て覚えているわけじゃない。その筈だがオレはアニポケのエピソードを全て記憶していた。
本当の自分の名前も覚えているし、眠る前までの出来事もしっかり覚えている。明晰夢ってわけではないようだ。
神様的な存在がオレをサトシにしてアニメの原作知識を送り込んできたとでもいうのか。
だが、これはチャンスだった。上に這い上がるチャンス…
向こうの世界では惰性に生きていただけだった。酒は嗜む程度でギャンブルも煙草もやってない。
ただただ流されて生きていくだけだった自分に訪れた一発逆転のチャンスだ。
「何を思っているかは知らないが感謝するぜ、神様…こんな面白くて嬉しい事をしてくれたんだからな」
一応ストーリーラインはアニポケ原作に沿って進むが、序盤から大きな相違点がいくつかある。
1つ目はサマーキャンプで知り合ったセレナがマサラタウンから旅に同行していること。
2つ目はサトシの不動の相棒とも言えるピカチュウを逃がしていること。代わりにミアレシティにいた「アイツ」をセレナに頼んで連れてきてもらっている。確かにアイツもサトシの手持ちの中では異色の一匹だが…
ちなみにタケシとカスミは旅に同行していない。ついて行きにくい雰囲気もあるのだろうが。
本作のサトシのスタンスとしてはとにかく最強を目指す。与えられたアニポケの知識、つまり未来の知識も活用しつつゲームの方で培った対戦の知識も活かす。
しかしゲームと現実は違う…というのがポケモン二次創作小説の醍醐味的な部分であり、ほのおのパンチ状態ではらだいこを使い、自分を無理やり火傷状態にして根性を発動させるなど「そんなんアリかお前!?」みたいな戦法もある。できるならやったもん勝ちなのがポケスペとかアニポケの世界みたいなとこあるよな。
でもやっぱりラティアスには好かれるのがサトシクオリティか?
ハーメルン 闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜