ありえそうでありえなかった生徒会ルート…?(挨拶
ハーメルンで連載中のようこそ実力至上主義の教室への二次創作小説で、原作で堀北会長が綾小路を生徒会に勧誘した時に諦めずに熱烈勧誘した結果、綾小路が生徒会に入るIF展開。
「綾小路。お前が望むなら書記の席を譲っても構わん」
この提案を受けたとき、綾小路は最初断るつもりだった。
平穏な学園生活を望む彼からすれば「生徒会入り」などという目立つ行為は避けたい。
断る、と即答した綾小路だったが生徒会長・堀北学は諦めなかった。
生徒会に入ることによって生じるこれから行われる特別試験に対する優位性や、生徒会活動によって付与されるポイント、そして充実した学生生活の体験。
これらのメリットを説明されたとき、綾小路は一考の余地はあると思ってしまった。
特に興味深かったのは試験に対する優位性。不明な部分も多いが面白くなりそうだ。
放置しておいた生徒会長と副会長が通販番組のような真似までやりはじめたところで、綾小路は生徒会への入会を決意する。
これが人生にどのような変化を齎すのか分からないが、生徒会役員としての生活が始まろうとしていた…
原作では実現しなかった生徒会ルートというIF展開を描く本作。
最初は生徒会の立場を取り入れながら原作と同じくシリアス路線で進んでいくのかと思ったが、蓋を開けてみればどちらかと言えばギャグ寄りの描写が目に留まる作品。UNOやったり人狼ゲームやったりする生徒会長が見られるのはこの作品だけかもしれない。
また、生徒会入りして真面目な茜副会長に言われて試験で高得点を取ることになり、早いうちから実力を出しているのも本作の特徴か。
原作の堀北や坂柳とはまた別の立ち位置にいるコミュニティの生徒会組が綾小路にどういった影響を及ぼしていくのかが見どころ。
生徒会といえば原作1年生編の後半から本筋に重要な立場で絡んでくる南雲だが、本作では割と弄られキャラ的な立場になってしまっている。いくら信用されないからって人狼ゲーム初手吊りはあんまりだろ。
堀北さんも半分残念美人みたいになってるなぁ…兄が絡むと。