すごい久しぶりに読みに来てみたら…(挨拶
小説家になろうで連載中のオリジナルファンタジー小説で、10年くらい前から連載を続けている息の長い作品。
ジャンルとしてはなろうお馴染みの異世界転生。
東北の田舎町に住む佐伯玲二(さえき れいじ)は高校2年生の夏休みを全力で満喫している最中だった。
この猛暑の中自転車を漕いで街中まで出て、楽しみにしていた小説の新刊を回収しに来た玲二だったが、突然「危ない!避けろ!」という声が聞こえてそちらの方に目を向けた瞬間、自分の上に鉄骨が降ってくるのが見えた。
気が付くと玲二は何もない空間にいた。自分は鉄骨に潰された筈だが…なんてことを考えていると、不意に光球のような存在に声をかけられる。
何がどうなってるのかを訪ねると光球は自身を「魔術師」だと名乗り、ずっと後継者候補を探していたのだという。
更に詳しい話を聞くと、彼は異世界の「魔獣術」という魔術を扱う一派のようで、強力な術ではあるが使用には絶大な魔力が必要らしく、後継者候補になれる人材をを異世界に魔術で網まで張って探していたらしい。
魔術や魔法の概念が存在しない世界の人物が候補となれるほどの魔力を持っていることに驚かれたが、後継者になることを断ればすでに死んでいる玲二の魂はあの世に向かうだけだという。
光球の自分と融合して知識を引き継ぎ、新しい肉体を持って彼の生み出した魔獣術を受け継いで欲しいという願いを聞き入れ、玲二は新しい世界で生きていくことを受け入れるのだった。
この小説を初めて読んだのは9年ほど前。当時の時点で約300話ぐらいの話数があり、全部読み終えた後に一旦離れてその後長い間忘れていたが、最近になって「そういえばあの小説どうなった?」とふと思い返して読みに来てみればなんと本記事執筆現在の話数が3000話を超えている。流石におったまげた…
内容としてはまさしく王道の異世界転生成り上がりファンタジー。受け継いだ魔獣術で生み出された相棒のグリフォンと一緒に無名から名を上げていく。
今ではなろうファンタジーではメジャーな設定であるステータスやレベルといったゲームシステム的な要素は存在していない…が、過去に同郷からの転生者がいたようで主人公には習得した際のスキルレベルのみアナウンスがある模様。気にする人は気にするかもしれないがガッツリ表記があるわけでもないのでこのぐらいなら許容範囲か(反レベルステータス派)
主人公の武器はデスサイズ。これもちょっと珍しいかも…