彼は何者なのか?(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、毒性迷宮と呼ばれる帰還困難なダンジョンがある中世ファンタジー世界において、その迷宮に挑む者達と迷宮に住まう謎の人物の話。
毒性迷宮と呼ばれるダンジョンがある。
貴重な財宝が数多く眠るダンジョンではあるが、常に毒の瘴気が漂い、遭遇する魔物も毒持ちばかり。
おまけに地下4階以降は未だに治療法すら判明していない猛毒の魔物の巣窟。
どんな宝があろうと生きて持ち帰ることができないのであれば意味はない。
しかし、この世界の冒険者たちはアホだった!
危険な迷宮ならば探索に来る冒険者は少ない。つまり、未発見の宝がまだまだ毒性迷宮には埋もれているのではないか?
などと考えて毒性迷宮に挑んでは命を散らしていく冒険者は後を絶たなかった。アホか。
そして今回もまた、毒性迷宮で若い命を終えようとしている冒険者がいる。
彼女の名前は龍田(艦隊これくしょん)。2人の仲間と一緒に毒性迷宮に挑み、第5層で倒したと思い込んで油断したところを魔物の最後っ屁にやられてしまったのだ。
この魔物の毒は解毒不可能であることを知っていた彼女は2人の仲間に助からないことを告げ、2人を迷宮から戻して「もうすぐ死ぬんだ…」などと末期を悟っていた。
しかし、そんな龍田の前に1人の男が現れた。
その男は半分焼けただれた顔を見せ「医者だ」と名乗った…
なんとこの物語の主人公は翠星夫。やる夫ややらない夫が主人公に起用されることが多いやる夫スレ作品において非常に珍しいチョイスである。
さて、この翠星夫…もといエメラルド・ローゼンベルクと名乗る医者はとても謎の多い人物だ。
地上では解毒不可能などと言われる毒の解毒をやってのけ、更に剣の腕も立つ。
おまけに何故か邪神と一緒に迷宮の奥底に住み着いている。
エメラルドが初めて名乗った時、「ローゼンベルク伯爵家の嫡男」と自分のことを話したが、
そんな爵位の貴族の嫡男がどうして迷宮になぞ住んでいるのか…
それは物語を読み進めていくうちに明らかになる。
様々なキャラが出てくるし、エメラルド以外の視点で話が進むことも多いので群像劇に近いのかもしれない。
でも彼も善人ってわけじゃない。迷宮の中は法律の外だしね。