ある日突然自宅がダンジョンに！？(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、ある日突然街の中にダンジョンが出現するようになった世界で、詐欺に遭いダンジョンを押し付けられてしまったやる夫がダンジョン管理人になる話。
やられた。
先日大学時代の後輩が「どうしても大急ぎで金を用意しなくてはならなくなった」と言うので、格安で売ってくれた家を購入したらなんとダンジョンができていたことを隠していやがったのだ。
ダンジョンの管理の件で、とその家に来た市の職員を前にやる夫は頭を抱えていた。
当然ヤツの携帯に連絡しても繋がることない。
これは当然詐欺にあたるので、法に訴えることは可能だが失踪した本来の持ち主が見つかるまでは購入者であるやる夫にダンジョンを管理する責任が発生してしまう。
…10年ほど前のある日、突然世界中の街の中にダンジョンが発生するようになった。
モンスターは無尽蔵に出現するわ核兵器を使ってもダンジョンを破壊することは不可能だわで当時は大騒ぎになったが、モンスターは倒し続ければ溢れないし、処理し続ければダンジョンは増えない。
更にモンスターの中に資源や食料として利用できるヤツもいることが世界レベルのパニックに歯止めをかけた。
元々資源や食料自給率が低く、世界中の混乱で輸入が難しくなった日本としてはこのダンジョンとそこから出てくるモンスターの特性を利用するしか方法がなく、血反吐を吐きながら法整備をした結果、「ダンジョン管理人」という職業が誕生した。
そして普通のサラリーマンだったはずの入即出やる夫は、この度ダンジョン管理人への転職を余儀なくされたのだった…
管理人…とはいうけど最初期に関してはどっちかと言えば掃除屋みたいなイメージが強いか。
最低限ダンジョンからモンスターが溢れてこないようにしなければならないからね。
当たり前だが何のノウハウも持たない人間に「ちょっと明日からモンスターと殺し合いをしてもらいます」なんて言っても無理に決まってんじゃん…！
なので日本の血と汗と涙の結晶である「民間ダンジョン管理技法」というマニュアルに従ってダンジョンの管理を始めることになるわけだが…
なんとホームセンターでダンジョン用のアイテムが売っている！まぁお手軽にしないと民間で、なんてやってくれないよね。
始めて少ししてから件の後輩とは別の、大学の後輩2人を雇うことになる。
一緒にダンジョンでモンスターを駆除している間に、2人が魔法の素養を持っているのが発覚。どうも両親に関係があるみたい…？
そんな2人でも放り出さずに大学時代からずっと面倒を見てるやる夫はかなり人がいいなぁ。
でも、ちょっと心に陰を背負った人間がそんなに優しくされたら…ね？
これもう10年近く前の作品なのか…(啞然
やる夫スレ本棚別館 現代ダンジョンに希望を持つのは明らかな間違い