いつからグレンラガンとのクロスオーバーだと錯覚していた…?(挨拶
ハーメルンで連載中の僕のヒーローアカデミアと天元突破グレンラガンのクロスオーバー作品…とみせかけて実質ヒロアカと史上最強の弟子ケンイチのクロスオーバー。主人公はヒロアカ原作にも登場しているB組の回原旋。
幼稚園児くらいの頃から、俺はじいちゃんの家に入り浸っていた。何せ、自分の家では見れないようなアニメやマンガやゲームが山程あるのだ!それは全て古い物だとじいちゃんは笑いながら言っていたけど、例え古くても面白いものは面白かった。その中でも特に、俺のお気に入りのアニメがあった。
『天元突破グレンラガン』
自分に目覚めた個性、『旋回』の事もあり、俺は幼い頃からグレンラガンを繰り返し繰り返し何度も何度も見るほどに好きになっていた。
「俺!将来こんなヒーローになりたい!!!」
天を貫くドリル。世界を、宇宙を、次元を貫くドリル。目の前に立ち塞がる全ての絶望を貫き、進んでいくようなドリル。無理を通して道理を蹴っ飛ばすような、そんなドリル。
周りの全ての子供達がオールマイトに当たり前に憧れるなか、俺は一人グレンラガンと、その中の登場人物と物語に憧れたのだ。
これは、俺がオールマイトではなくグレンラガンに憧れた物語。
回原旋のドリルが、天を貫く物語だ。
そうと決まったらやる事はたくさんある。俺は自分を鍛えなければいけない。
「…ウチの近くに、冗談みたいでマンガみたいな武術の道場がある。旋、そこに通ってみるか?」
「うん!通う!!」
大丈夫かなあ…心配そうなじいちゃんに連れられて、俺はその門を叩いた。
『梁山泊』
個性社会となり、今やスポーツとしても価値が薄くなりつつある武術。そんな個性社会に馴染めない、武術を究めた豪傑や達人、超人達が集まっている武術道場だそうだ。
6歳の誕生日。小学校に入学し、しばらく経った頃に俺はその門をくぐり、梁山泊の弟子となった。
…なって5分後には死ぬ程後悔した。
ぐ、グレンラガンがそんな昔のアニメに…
と、この作品はグレンラガンの世界観と直接クロスオーバーしているわけではなく、グレンラガン要素は主人公である回原の人生に影響を与えた作中作としての登場になっている。
むしろ直接登場するのは梁山泊…つまり史上最強の弟子ケンイチの方であり、梁山泊の達人連中もAFOに脅威に思われるぐらいには裏社会で名を馳せている様子。
まぁ、彼らがダイレクトにストーリーに干渉してくると「もうアイツらだけでいいんじゃないかな…」状態になるのでまともに登場するとしても物語終盤ぐらいだと思われる。
さて、原作の回原旋といえばGEAR戦士電童よろしく手足を回転させながら尾白と格闘戦を繰り広げていたのが印象的だが、本作の回原はグレンラガンの影響によりドリル能力に磨きをかけたのか両手両足を回転させて発生させた竜巻で空を飛んだり、右手を超回転させながら両足からの竜巻噴射で相手に突撃するギガドリルブレイクを使ったりしている。グレンラガンか。グレンラガンだったわ。
おまけに梁山泊に弟子入りして現史上最強の弟子でもあるので格闘戦の強さはピカイチ。こいつ無敵か…?
流石にこんなヤツをA組にすると戦力過多でバランス壊れるので原作通りB組での入学。しかし、A組B組間の戦力バランスをとるためか峰田がB組に、B組の鎌切がA組になっている。
なお、どういう理由なのか他の人の個性と合体できる模様。やっぱグレンラガンじゃねぇか!