断ち切れ、死の連鎖を!(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、オリジナルのファンタジー世界を舞台にしたタイトル通りのループもの。
ザイオン帝国に存在する私立神代魔法学院。
入速出やる夫は「ある事情」から機能を停止した魔法人形「真紅(ローゼンメイデン)」を直す方法を学びに、今年から新入生として学院に通うことになった。
同じく新入生のできる夫(2ch)、マミ(魔法少女まどかマギカ)と友人関係を結びながら二カ月後、この学院の伝統行事である古い鏡を見るというよくわからない儀式に参加する。曰く、「学院に危機が迫る時、それを防ぐ者を見出す」らしいが…
特に何事も起こらない中、やる夫の番になり鏡をのぞき込むとその途端、頭の中に見たこともない光景が浮かんできた。どのくらい見ていたのかを付き添いの先生に尋ねれば、「今見たところ」だと言う。
何が起こったのか分からないまま更に月日が流れ、やる夫は真紅を修理するための資金を稼ぐために隣国・ブリタニアとの戦争に参加することにした。
しかしある夜にブリタニア軍の奇襲を受け、やる夫は覚えた防御魔法ごと切り捨てられ、あっけなく命を落とすことになってしまった。
ところが死んだと思ったその瞬間、やる夫は気が付けばあの鏡をのぞき込む儀式に参加していたのだ。
混乱するやる夫だったが「時間が巻き戻っている」ことを理解し、友人のできる夫とマミに今体験したばかりの突拍子もない事を打ち明けるのだった…
ループ系作品は色々あるけど、今だとリゼロの方が有名かな?
作品の中にはループしているという事実が隠されており、終盤までの伏線になっている作品もあったりするが、この作品ではループしていることがほぼほぼフルオープンで展開されており、友人のできる夫、マミはもちろん必要に応じて帝国の軍部や貴族のお偉いさんにまでかなりの勢いで暴露していく。
その甲斐あって死の運命を避けられるのだが、ループもののお約束として一つ死の運命を躱せばまた別の死の運命に襲われる。
その都度起点に戻っては友人・恩師たちと相談し、対策を立てては死の運命に挑んでいくのが本作の醍醐味。
そして本作最大の謎である「どうしてやる夫はループに巻き込まれることになったのか」。
これには魔法学院のクラスメイトである謎多き少女・キル子(2ch)が関係しているようで…?
当時原作で特徴的な死に方をしたことから、ネタキャラとして扱われることが多かったマミさんがメインヒロイン張ってた珍しい作品だった記憶がある。
やる夫が人生でいいじゃない やる夫は魔法学院で繰り返すようです