非安価系やる夫スレ作品の一種だが異世界召喚小説の金字塔、ゼロの使い魔の二次創作作品となっている。
原作者であるヤマグチノボル先生がゼロの使い魔の完結前に逝去なされてしまい、ゼロ魔ファンは二重の意味で深い悲しみに包まれることになるが、ヤマグチノボル先生の遺したプロットを元に代理執筆という形で最終巻の発売が決定。
発売決定記念なので最終巻の発売前にこの作品はスタートしている。よって最終巻とラストの展開(この作品の冒頭に当たる)部分が違うのはご愛敬。
最終巻とは違い、ハルケギニアに残ることを選択したサイト。地方の領主として年老いて死ぬ寸前までルイズと共にいることになり、サイトの寿命が尽きようとしているその瞬間からこの物語は始まる。
同じく年老いたルイズ、ギーシュ、タバサ、シエスタ、ティファニア(ハーフエルフなので年老いてない)達の前であともう数分で寿命が尽きるということを悟ったサイトは、最期に地球の景色を目に焼き付けて死にたい、とルイズに頼み世界扉で地球とのゲートを開けてもらうことに。
しかし、ルイズが呪文を完成させようとしたその寸前、ギーシュはサイトに「最期だから聞くけど結局何人と浮気してたの?」と尋ね、詠唱中のルイズは激怒。それによって呪文は暴走、その場にいた6人は巻き込まれ、魂だけが過去の自分へと入り込んでしまう。このバカ犬ゥゥゥゥ!(釘宮
原作開始前の過去へと飛ばされた彼らは、未来の知識を使ってよりよい未来へと変えることを決意。原作開始前から世界扉で地球とハルケギニアを行き来できることを活かして地球の技術の流入、戦闘訓練、サブカル汚染をやっていく。王道だな!
こう見ると原作のコッパゲことコルベール先生の公式チートっぷりが際立つ。なんであの人ほとんどなんの下敷きも無しにエンジンや誘導ミサイル開発とかやってのけるんですかね…(震え声
ゼロ魔ファンなら一度は考えたことがあるであろうIF作品としておススメの一作。
今更ではありますが改めてヤマグチノボル先生のご冥福をお祈りいたします。
やる夫エッセンシャル ゼロの使い魔最終巻発売決定記念にせっかくだからゼロの使い魔のループものをAAでやってみる