感度3000倍っていつ見ても頭悪い数字だと思う(挨拶
アダルトゲームのブランド「lilith」から発売されている「対魔忍シリーズ」をブラウザゲームにした作品「対魔忍RPG」の日記形式二次創作。
作者であるアキ山氏の作品「剣狂い転生漫遊記 」を主人公設定のみ下敷きにしている。
こちらの作品は、ニトロプラスから発売されたアダルトゲーム「The Cyber Slayer 鬼哭街」の世界で暗殺者として生きた主人公が「Fate」世界のブリテンにアルトリアの兄として転生する、という話。
こちらの「剣キチIF」では主人公がFateではなく対魔忍RPGの主人公として転生した話になっている。ちなみに主人公は現実世界→鬼哭街と経由していて、この設定は剣キチIFでも変わらない。
さて、下敷きになっているこの鬼哭街世界、サイバーパンクの世界観でサイボーグやオートマタが横行する中、主人公は対サイボーグに特化した「戴天流剣法」を修めているわけだが、暗殺者として生きるうちに剣を極めることにすっかり夢中になってしまい、転生してもその修めた剣術を極め続けるストイックな生き方をするように。
対魔忍RPG側の設定として、主人公は一族として持って生まれてくるはずの魔眼を使えず、落ちこぼれ扱いされているのだが…
そんなの関係ねぇとばかりに人やらオークやらをバッタバッタと首ちょんぱにしていくのは痛快。
一族の頭領として他家とのしがらみやろくでもない父親の遺した負の遺産の返済に東奔西走する点も見逃せない。
クロスオーバー作品としてはマイナーな作品同士のクロスだが、両者の設定を上手く取り入れた良作。個人的に剣キチ本編よりもこっちが気になる。
ハーメルン 剣キチIF 感度3000倍の世界をパンツを脱がない流派で生き抜く