これまた懐かしい作品ですね(挨拶
非安価系やる夫スレ作品で、やる夫スレにおけるメガテン系作品の金字塔のような作品。
ニュー速デやる夫は帰宅部の高校1年生。
昨日見た「ICBMが落ちて廃墟となった東京で、バケモノと戦いながら暮らしている」という不気味な夢を、友人のやらない夫に話しながら、寄ってきたクラスメイトと雑談をしている毎日。
その夜、やる夫のパソコンに謎のメールが送られてくる。
そのメールには「警告する。君の命は極めて危険な状況にある。現状を打開するためには次の指示に従って行動するしかない」というとてつもなく怪しい文面から始まり、次の指示では添付のプログラムをインストールするようだ。
メールをひとしきり笑い、また不気味な夢をみたやる夫が目を覚ますと、隣には知らない女の子がいた。
自分に親し気に話す翠星石と名乗る彼女は、一体何者なのだろうか…
さて、この作品は真Ⅰ・Ⅱや偽典まで、色々な世界観を混ぜたオリジナル作品となっている。
連載していたのは2008年とほとんど黎明期。思えば一番最初に読んだメガテン系作品はこれだったか。
この作品で特筆すべきは2点、登場キャラクターそれぞれの掘り下げが深いことと、あの悪名高いキャラクター・伊藤誠の扱い。
当時伊藤誠と言えば、スクールデイズのアニメ版放送が終わってから少し経ったぐらいで、あの性格から悪役として描かれることが多かった。
以前紹介した「やる夫がお隣のお姉さんを孕ませたようです」では、かなり男前な人間だったが、今回の誠はなんと主役級。
連載時期的にはこっちが先なので、「お隣のお姉さん」スレの誠は、もしかしたらこの作品に影響を受けたのかもしれない。
メガテン好きには是非見て欲しい作品。誠が好きになるかもしれない(大嘘